今回のランキング集計期間は12月7日から13日。冬ボーナスの支給時期を挟むランキングだけに動向が注目されるところだが、やや意外な結果となった。
1位から9位までの顔ぶれに変化はなく、カシオ計算機「EX-Z450」が6位から4位に順位を上げたのが目立つ程度で、ベスト3に至っては順位すら変わらない。売れ筋についてはほぼ固定されたと見ていいだろう。
注目すべきはランク外から9位と10位にランクインしたパナソニック「DMC-FS7」とオリンパス「FE-4000」。いずれも機能的には突出しておらず、シリーズ製品群のなかでは低価格帯を埋める製品と位置づけられている。
日本経団連が先日発表した、冬ボーナス交渉の妥結結果(加重平均)は75万5628円で、これは前年比約15%のマイナス。マイナスは2年連続で、落ち込み幅が過去最大となっている。
低価格帯モデルとはいえ、DMC-FS7とFE-4000はいずれも自動被写体認識や光学4倍ズームレンズといった機能・特徴機能を備えており、決して安かろうという製品ではない。年末のパーティーや行事向けにライトな製品が伸びたとも考えられるが、低価格モデルの伸びと厳冬ボーナス。この2つは決して無関係とはいえないはずだ。
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