「ボールペン賞」は、武器の先端を外すとペン先が現れる実用性の高いステーショナリーグッズ。オフィスで使うのは少々気が引けるデザインながら、ウワサによるとバンプレスト広報では取材対応にもコレを使用するという。なかなか豪気な会社だ。
脱戦士編に続く「湯飲み賞」は、丸みを帯びた大きめの作りになった。デフォルメされたガンダムやハロを描いたポップなデザインが特徴で、ガンダムは背面に連邦軍マーク、シャアザクは筆書きの「シャア専用」入り。達筆。
「タオル賞」は、脱戦士編の「ライバルおめん」に相当する“なりきりグッズ”だ。横長のタオルにモビルスーツの正面から横顔までがプリントされており、頭にまくとどこから見てもモビルスーツという仕掛け。
ただし、実際にまいてみると、とても残念な結果になることも分かった。
ここまで着実に景品を集めてきたわれわれだが、実はまだ“大物”を1つも手にしていない。今回のメイン景品である「ガンダムヘッドバンク賞」「ガンダムフィギュア賞」、そして「ハロぬいぐるみ賞」のいずれも当たっていないのだ。
一昨年、「ホワイトベース賞」を500円で引き当てたI記者もソフビ貯金箱止まり。昨年、ビギナーズラックで「シャア・アズナブル胸像型貯金箱賞」をゲットした営業Oもタオル賞とジオラマフィギュア賞で撃沈していた。ほかにも、あまたのファースト世代がセブン-イレブンに突入しては(おこずかいが)散っていく。くじはすでに残り少なくなっているのに、なぜか大物が当たらない。
残された手段は、景品が残っているうちに、残った“くじ”をすべて購入してしまうことだが、いかんせん予算は限られている。くじの数が減ることを期待しつつ、大人買いのタイミングを慎重にはかっていたある日、コンビニに送り込んでいたスパイ部隊から悲痛な通信が入った。
「こちら107号、ヘッドバンクとフィギュアが消えました」。
――われわれは生き延びることができるか?
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