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第125回 ケータイ&iPhoneカメラとコツの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/4 ページ)

» 2010年02月25日 16時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

iPhoneで上手に撮るコツ

 ケータイに続いてはiPhoneの話。iPhoneのカメラは手ブレしやすい、という話をよく聞くからだ。確かに、慣れないとどこをどう持って撮ればいいかわかりづらい。大事なのはブレないように持つこととカメラの挙動を知ること。

photo

 まず撮影のタイミング。iPhoneに限らず、タッチパネルを使ったカメラ機能はたいていそうだが、撮影は画面上の撮影ボタンを押したときではなく、画面上の撮影ボタンに当てた指を「離したとき」になされる。指を離した一瞬あとに撮影されると思った方がいい。

 これを知らないと撮れたと思って気を抜いてiPhoneが動いちゃってぶれてしまったということが起きる。まず撮影ボタンに指を当ててタイミングをまち、そっと離す。強く押す必要はないので親指に力をいれすぎないのがコツ。

 ボタンを指で触ったけどやっぱ撮らない、というときは指をボタンから横にずらしてから離せばOKだ。iPhone以外でもタッチパネル対応カメラに応用できる(はず。とりあえずシャープの端末はそういう仕様になっていた)。

 次は持ち方。実はこれといって決まった持ち方はないのである。縦位置の時は左手でiPhoneをしっかり持ち、右手の親指で撮影ボタンを押すのがいい。親指を離すときにブレないよう注意すればいい。

photo しっかり持てば多少暗くてもちゃんと撮れる

 横位置で撮るときも両手が基本。左手の指がレンズをふさがないよう注意して左側を持つ。問題は右手だ。人によって撮りやすい持ち方は違うらしく、親指と中指で両端を挟んで持ち、人差し指で撮影する人もいるが、これはヒジが浮きやすくブレにくいとは言いにくい。

 わたしは人差し指と薬指で挟むように本体を持ち、中指で背面を支えて親指で撮ることが多い。携帯ゲーム機を手に持って遊ぶときの感じで、親指を使う。そして大事なのは、両ヒジはできるだけ身体につけること。そうしないと腕自体がぶれやすくなるからだ。

photo 室内でもちゃんと持って撮ればなんとかいける

 iPhoneは画面上の好きなところをタップすると、そこにピントが合う。覚えておきたいのは、ピントのみならず触ったところに露出も(ある程度)タップした場所にあわせること。暗いをタップすると全体に明るく撮れるし、明るいところをタップすると暗く撮れる。iPhoneに露出補正はないが、これをうまく使えばよい。

photophoto 左は逆光時に地面をタップして撮った写真、右は逆光時に空をタップして撮った写真

 例えば空と地面が半分ずつの構図でも、上か下をタップしてやるだけでこれだけ変えられるのだ。

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