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お手軽な室内ヘリコプター「ミニビー」と戯れる橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第36回(2/2 ページ)

» 2010年03月23日 16時35分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 電源はコントローラーに単三形アルカリ乾電池4本を入れる。ヘリコプターの電池はリチウムイオンポリマー充電池で、充電はコントローラーに接続して行う。透明カバーを開けて、中から出ている充電コードをヘリコプターの充電ソケットに接続し、コントローラーのスイッチをオンにする。パワーランプが赤から緑に変わったら充電完了。充電時間は約30分で、連続飛行時間は5分だ。

photophoto 機体の下部には充電ソケットと電源スイッチがある(左)。単三形アルカリ乾電池はコントローラーの裏側にセットする(右)

うまく飛ばすには試行錯誤も必要

 実際に飛ばしてみたが、最初はちょっとうまくいかなかった。機体がクルクルと回ってしまい、高さも上に行きすぎて天井にぶつかったりして、今ひとつ安定しないのだ。説明書を読むと、このような場合はトリム調整を行うように書いてある。ヘリコプターを平らな場所に置いて、上昇下降レバーを少しずつ倒して離陸させ、トリム調整のつまみを回し続ける。

 これでもうまくいかないので、今度はリア・フィンの位置を前後に動かしてみた。少し安定してきたようだが、まだ不安定だ。試しにヘリコプターの前面にセロハンテープを貼って、重量バランスを調整してみた。トリム調整とリア・フィン、そしてテープ貼りと、いろいろと試行錯誤を重ねたところ、3度目の充電でようやくまともに飛ぶようになった。

photophoto 透明カバーを開け、充電プラグを機体に接続して充電する(左)。トリム調整用のつまみは、方向レバーの上にある(右)

 いったん安定すると、かなり楽しい。まあ安定したとはいっても上下方向だけで、左右の回転はまだうまく制御できないのだが、それでも自分の思い通りに飛ばせると、大きな満足感が得られる。インターネット上でミニビーに関する評判を見ると、うまく飛ばせた人もいれば、飛ばせなかったという人もいる。このあたりは個体差もあると思うので、あとはどれだけ追い込んで調整できるかがポイントとなりそうだ。もしかしたら、この調整していくプロセスそのものが、この商品の醍醐味(だいごみ)なのかもしれない。

後日ふたたび調整が必要に

 ともかく自分の場合は調整を重ねることで意外とうまく飛ばせたわけだが、実はこれには後日談がある。1週間ほど間を空けてもう1度飛ばしてみたら、またうまく飛ばなくなってしまったのだ。重りの微妙なズレや、リア・フィンの位置の移動が原因だと思うが、ふたたび調整する羽目となってしまった。

 このように精度という点では少し物足りない面もあるが、価格が価格だけに個人的には納得できる。とにかくヘリコプターの無線操縦を一度やってみたいという人にはオススメだ。

photo コントローラーの上部にある赤外線発信部。操作可能距離は約5メートル

 ちなみにこの商品、テイルプロペラのスペアも同梱(どうこん)しており、交換の仕方なども説明書で丁寧に解説している。また、交換用のテイルプロペラのセットも販売していたりと、アフターサービスもしっかりしているので、メンテナンスすれば長い期間、遊べるだろう。ワタクシのように、子どものころにラジコンヘリコプターにあこがれた人は、ぜひ挑戦していただきたい。

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