前回に引き続き、「レグザチューナー」の機能を詳細に紹介していこう。今回は注目の録画機能にくわえ、超解像技術「レゾリューションプラス2」の効果を検証していく。
レグザチューナーの大きな特長である録画機能は、2つの使い方がある。1つはUSBの外付けHDDによるハイビジョン録画。ハブを介すことで外付けHDDを最大4台を同時接続可能で、放送波をそのまま記録するTS録画が可能だ。もう1つは、SDメモリーカードへのワンセグ録画。ワンセグ携帯電話などで録画番組を持ち出し、外出先でも楽しめる。
USB HDDは利用開始時に独自フォーマットが必要で、PCなどで使用したHDDの空き部分を利用するといったことはできない。また、PCのデータを記録してある場合でも、フォーマット時に特別な警告は表示されないため、この点は注意が必要だ。
一方、SDメモリーカードへの記録はARIBの規格に準拠したワンセグケータイと同じ方式なので、既にケータイで使用済みのメモリーカードをそのまま流用できる。ワンセグを搭載し、miniSDやmicroSDHCメモリーカードへの録画機能を持つケータイであれば、本機で録画した番組も再生できるはずだ。
今回は、USB給電の状態に合わせて自動的に電源をオン・オフするサードパーティー製の外付けHDDを利用した。チューナーがスタンバイ状態になると、USB HDDの動作は停止し、その状態からの予約録画も問題なく行えた。
録画予約は電子番組表で行う。録画先にHDD、SDメモリーカードのいずれか、もしくは両方を選択できる。HDDを複数台接続している場合には、標準の録画先として特定のHDDを指定できるほか、予約ごとにHDDを指定することもできる。毎週、毎日といった繰り返し予約の概念はないが、連ドラ予約を利用すると番組名も基準にして繰り返し録画を行ってくれる。日付や時間指定による録画予約も可能で、毎日、毎週、月〜木/金/土といった繰返し予約も可能だが、この場合放送時間の変更などに追従しなくなる。
また連ドラ予約は視聴中の番組に対してもクイックメニューから行うことが可能。この場合、次回以降の放送が録画予約の対象になる。手動録画はリモコンの録画ボタンから行え、設定済みの時間が録画時間となるほか、その場で録画終了時刻の設定も可能だ。自動録画機能がないことを除けば、単体のレコーダーに比較してもほとんど見劣りしない録画機能を持っている。
録画番組の一覧「見るナビ」は、曜日別、ジャンル別、連ドラグループ(連ドラ予約単位)別といった一覧表示も用意されており、不便は感じない。リモコンに「再生」などのボタンはないものの、決定ボタンで再生/一時停止、左右キーが早戻し/早送りなど、操作に違和感はない。番組ごとに前回の再生停止位置を記憶しており、続き再生が可能。「30秒スキップ」や「10秒戻し」(いずれも任意の秒数に変更可能)ボタンもあり、録画同様こちらも不足は感じない。
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