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» 2010年06月01日 05時07分 UPDATE

写真で解説する「AQUOS クアトロン」 (1/3)

シャープの「AQUOS クアトロン」は、初の4原色技術を採用した新基軸の液晶テレビ。7月には店頭に並ぶ3シリーズを写真中心で解説してみよう。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 シャープの「AQUOS クアトロン」は、初の4原色技術を採用した新基軸の液晶テレビだ。クアトロン(Quattron)とは、イタリア語の「4」(クアトロ)と電子(エレクトロン)を組み合わせた造語で、ブラウン管時代のイメージも想起させる覚えやすいブランド名になった。7月には店頭に並ぶ「AQUOS クアトロン」3シリーズを写真で解説していこう。

photophoto 発表会の様子

 4原色技術は、従来のRGB(レッド、グリーン、ブルー)に“Y”(イエロー)を加え、色再現性を向上させるというものだ。液晶パネルを拡大すると、4色のサブピクセルが並んでいることが分かる。これにより、従来は表現が難しかった黄色や黄金色を色鮮やかに再現できるようになった。その背景には、リブ・スリットレス構造を実現したUV2A技術がある。「UV2A手に入れたことで、光の透過率は約20%向上した。と同時に、遮へいブツがなくなって配線の仕方も枠になった。UV2A技術がなければ、4原色化には踏み出せなかっただろう」(同社)。

photophoto 従来のASV液晶パネルとUV2A技術を用いた新パネルの違いは見た目にもあきらか(左)。FRED技術は、シングルソース配線で240Hz駆動を可能にした。周波数負荷の低減にくわえ、ソースドライバ数を半減できることで省エネにも貢献する(右)

 もちろん単純にイエローを追加しただけではなく、その構造からバックライトの波長に至るまで、さまざまな部分に手を加えている。例えば、液晶パネルの拡大画像を見ると、各色のサブピクセルは微妙に大きさが異なることが分かる。また物体色を最大限にカバーするため、イエローのみならずグリーンの原色ポイントもずらしており、これによってエメラルドグリーンなどシアン領域にかかわる色も従来より美しく表示できるようになっている。これに伴い、LEDバックライトは青の波長が従来よりも強く出るように調整したという。

photophoto 発表会場では、実際の液晶パネルを拡大撮影して従来型と4原色パネルの構造の違いを見せていた。カメラのピントを合わせるのがタイヘンだったらしい(左)。4原色化による色域の拡大(右)。三角形の中に見えるブツブツは、実際に同社が物体色の分布を調査して打った点。そのほとんどをカバーしている
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