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シャープ、1.6倍明るくなったLED電球の新製品を発表シャンデリア用も登場

» 2010年07月13日 17時02分 公開
[ITmedia]

 シャープは7月13日、LED電球ブランド「ELM(エルム)」の新製品、3モデル6機種を発表した。E17口金の小形電球タイプ「DL-JA51N(昼白色)/DL-JA42L(電球色)」、E17口金のシャンデリア電球タイプ「DL-JC2BL(電球色・クリアカバー)/DL-JF2BL(電球色・乳白カバー)」、E26口金の一般電球タイプ「DL-LA41N(昼白色)/DL-LA32L(電球色)」で、8月25日に発売される。実売価格はE17口金タイプの4機種が4000円前後、E26口金タイプの2機種が3000円前後になる見込みだ。

photo 新製品ラインアップ。E26口金一般電球タイプ(左上は中白色、左下は電球色)、E17口金小型電球タイプ(右上)、E17口金シャンデリア電球タイプ(右下)

 E17口金の小形電球タイプは、自社開発のLEDデバイスに改良を加えることで全光束500ルーメンを達成した(昼白色タイプ)。白熱電球と比べ、ランプ直下の明るさで60ワット相当、ランプ全体の明るさ(全光束)でも40ワットに相当する。同社の現行モデル比で約1.6倍の明るさだ。

 電球色タイプは全光束400ルーメンで白熱電球の25ワット相当(ランプ直下では50ワット相当)、現行モデル比は同じく約1.6倍の明るさを達成している。いずれも調光器には対応しないが、密閉型器具での使用を可能とした。

 新コンセプトとして登場したのが、ホテルやレストランなどの業務用途を想定したシャンデリア電球タイプだ。直進性の強いLED電球は、上向きに使用されることの多いシャンデリアでは、光を下方面に向けにくいという問題があった。新製品ではLEDデバイスから発した光を拡散レンズで反射させて下方面にも光を誘導する仕組みを採用した。「ろうそくの光が揺らめくキラキラ感を目指した」という。

 全光束はクリアカバータイプが230ルーメン、乳白タイプが240ルーメンで、いずれも白熱電球の25ワット相当だ。白熱電球用の調光器に対応し、明るさを調整できる。

photophoto シャンデリア電球タイプはクリアカバーと光拡散レンズでキラキラ感を演出する

 E26口金の一般電球は、ヒートシンク部分の加工方法を変更することで、重量を従来モデル比で約半分の85グラムに削減した。さらに電球根元部分をスリムにすることで、取り付け可能な照明器具の幅を広げている。全光束は昼白色タイプが485ルーメン(白熱電球の40ワット相当)、電球色タイプは380ルーメン(白熱電球の30ワット相当)、密閉形器具に対応する。

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