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飛んだり、跳ねたり アクロバティックに走るR/Cカーが増殖中東京おもちゃショー2010

» 2010年07月20日 17時55分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 飛んだり、跳ねたり、転がったり。まるで映画のスタントカーのように元気なR/Cカーが流行しそうな雰囲気だ。先週開催された「東京おもちゃショー2010」では、シー・シー・ピーとタカラトミーのR/Cカーがアクロバティックなデモンストレーションを披露して注目を集めた。

 シー・シー・ピーは、“トビハネ系R/C”をうたう「G-BOUND」(ジー・バウンド)の新製品として、より手軽なサイズの「G-BOUND Jr.」(ジー・バウンド・ジュニア)を7月下旬に発売する。

photophoto シー・シー・ピーの「G-BOUND Jr.」。

 G-BOUNDといえば、巨大なバルーンタイヤと防水構造を武器に、飛んだり、跳ねたり、スピンしたり、さらには水の上まで走ってしまうR/Cカー(昨年の記事を参照)。そのJr.は、全長25センチの手ごろなサイズと、従来の半額(7329円)という手軽な価格が特徴だ。水面を走ることはできないが、生活防水(IPX 4相当)仕様のため、水たまりを走破したり、使用後の水洗いに対応できる。大人から子どもまで楽しめるアウトドアなR/Cカーだ。

スケールスピードなら時速770キロメートル

 一方、タカラトミーブースの中で元気に飛び跳ねていたのが、10月発売予定のバギー型R/Cカー「ギガテン」。近年、室内用の低価格な赤外線コントロールカーが増えてきたが、今回は満を持して無線(R/C)化。5229円という価格ながら、2.4GHz帯の無線コントロールにより、最大10台までの同時走行が可能になった。ちなみに「ギガテン」という商品名は、“GHz(ギガヘルツ)+10台同時走行”の略だという。

photophoto タカラトミーの「ギガテン」(左)。コントローラーの送信距離は約10メートル(右)

 ギガテンの特徴は、全長約10センチ、重量42グラムという小型軽量ボディーと、スケールスピードなら時速770キロメートルという圧倒的な走行性能だ。コースにちょっとした坂を設けるだけでハイジャンプが可能。パイプやバケツの内側をらせん状に駆け上り、そのまま外に飛び出すといったアクロバティックな走行も楽しめる。その名も「トルネード・ドライブ」だそうだ。

photophoto 「トルネード・ドライブ」実演中。パイプの内側をらせん状にのぼっている
photophoto ハイジャンプ&バケツに着地。この後、「トルネード・ドライブ」で外に飛び出す

 しかも、ギガテンは例え車体がひっくり返っても、自分でコースに復帰できる。車体を取り巻くように透明樹脂の「ロールウイング」が取り付けられており、これによって転んでも車輪のどれかが床面をける仕組み。すぐさまアクロバティックな走行に復帰できる。

photo ギガテンのセット内容。コントローラーや充電器がセットになっている。20分の充電で10分間の走行が可能だ

 ジャンプ台などを用意して仲間や家族と一緒に走らせれば、日ごろのストレスも解消できそうなギガテン。10月2日にバープル、レッド、ブルー、ブラックの4色が登場する。

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