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カールツァイス、3D映像を再生するメガネ型ビューアー

» 2010年07月28日 18時40分 公開
[ITmedia]
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photo 「cinemizer plus(シネマイザー・プラス)」

 シネックスは7月28日、カールツァイス製の3D映像を観られるメガネ型ビューアー「cinemizer plus(シネマイザー・プラス)」を9月1日より量販開始すると発表した。今春からテストマーケティングとしてオンラインを中心に販売を開始したところ、ユーザーからの反響が大きかったため、大手量販店での販売に踏み切ったという。価格は5万4800円になる予定だ。

 高級レンズメーカーとして知られるカールツァイスが2008年夏よりドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ語圏で販売している製品で、サイド・バイ・サイド方式による3D動画の再生に対応するビューアーだ。メガネのレンズに当たる部分に設置された6ミリ四方の小型ディスプレイに2Dおよび3D映像を再生させる。解像度は640×480の標準画質で、45インチのディスプレイを2メートル離れて観ているのと同じ体験が得られるという。

 人間工学に基づいて快適な装着感を得られるよう、多くの機能が搭載されている。一眼レフカメラにあるような視度調節ダイヤルがあり、普段メガネを使用する人はこのダイヤルでピントを調節(−3.5D〜+3.5D)することで、メガネを外し本製品を直接装着できる。鼻に当たるパッドや耳元のスピーカーの位置はいずれも調節可能で、長時間の視聴でも快適さを維持できる設計となっている。

 専用コネクタを使ってバッテリーパックにiPhone/iPodを装着しコンテンツを再生できるほか、BD/DVDレコーダーなどのRCA端子からAV−Inジャック(4ピン)を経由してのコンテンツ再生にも対応する。フル充電で約4時間の再生が可能。充電にはUSBケーブルを使用する。サイド・バイ・サイド方式の3D映像であれば、ゲームや個人で撮影編集した映像も再生可能だ。

photophoto 写真右のバッテリーパックのインタフェースは、左から充電用のUSB端子、AV−Inジャック(4ピン)。右のダイアルはコントラスト/ボリューム/2D3Dモードの切り替え

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