光デジタル2系統、同軸デジタル、USBにアナログRCAと、5系統の入力端子を用意。聴きたい入力をダイヤルにより手動切替ができる、デジタル+USB入力対応プリアンプとも呼ぶべき製品。AKM社製の32bitDAC「AK4392」やリニアテクノロジー社製オペアンプ、独自カスタムのニチコン社製コンデンサーなど、音質に対するこだわりが随所に見られる。USB DACとしては最大96kHz/24bit、同軸のみ192kHzまで対応する。ヘッドフォン出力は2系統を用意。
製品名 | HP-A7 |
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ヘッドフォン最大出力 | 700mW(32Ω) |
サイズ | 194(幅)×44(高さ)×230(奥行き)ミリ |
質量 | 1.6キログラム |
問い合わせ先 | フォステックスカンパニー |
問い合わせ先URL | http://www.fostex.jp/ |
標準価格 | 7万5000円 |
リアにタイプB、フロントにミニタイプのUSB端子を搭載し、2系統のUSB接続に対応する製品。USB接続の対応は最大48kHz/16bitまでと一世代前のスペック。デジタル入力3系統を備え、プリアンプ的な役割も果たす。デジタル信号のジッターを効果的に除去するSRC(サンプルレートコンバーター)を備えるなど、音質向上のための工夫がいくつもなされている。
製品名 | DA53N |
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ヘッドフォン最大出力 | 1.5Vms×2(32Ω) |
サイズ | 218(幅)×58(高さ)×340(奥行き) |
質量 | 2.5キログラム |
問い合わせ先 | CEC |
問い合わせ先URL | http://www.cec-web.co.jp/ |
標準価格 | 8万9250円(税込) |
PCを使ったミキシングを行う人たちに定評あるRME製のUSBオーディオ・インタフェース。入力はアナログ8ch+デジタル3系統(光/同軸/BNC)+USB、出力はアナログ6ch+デジタル3系統+ヘッドフォンがあり、まさにマルチチャンネル/マルチ機器接続を前提とした録音機材としてのスペックを誇る。PCとの接続には録音スタジオ機材などでよく使われているASIOドライバーを使用するため、プレーヤーを選んだり、接続に多少の手間がかかったりもするが、その分音質的には優秀さが際立つ。USB DACとしては192kHz/24bitの入力にも対応する貴重な存在。
製品名 | Fireface UC |
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ヘッドフォン最大出力 | ― |
サイズ | 265(幅)×44(高さ)×165(奥行き)ミリ |
質量 | 1.5キログラム |
問い合わせ先 | シンタックスジャパン |
問い合わせ先URL | http://www.synthax.jp/ |
直販価格 | 14万9800円(税込み) |
デジタル2系統とUSB入力に対応した、デジタルプリアンプ。対応ビットレートは同軸/光/XLRデジタルが192kHz/24bit、USBが最大96kHz/24bitとなり、入力ソースは手動で切り替えることができる。PCに接続するとすぐにUSBインタフェースとして認識されるため、細かい設定いらずで手軽な点は嬉しい。Benchmark独自開発のUltraLockクロックシステムによって、デジタルオーディオ系で音質劣化の主要素となっているジッターフリー化を実現。音質的にはかなりの実力を披露してくれる。ヘッドフォン出力は2系統を用意している。ちなみに上位モデルのDAC1 PREでは、デジタル入力が3同軸となるほかアナログ入力1系統も追加、プリアンプとしての活用も可能だ。
製品名 | DAC1 USB |
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ヘッドフォン最大出力 | 250mA(60Ω) |
サイズ | 249(幅)×44.5(高さ)×216(奥行き)ミリ |
質量 | 1.6キログラム |
問い合わせ先 | フックアップ |
問い合わせ先URL | http://www.hookup.co.jp/ |
実勢価格 | 17万円前後 |
今回取り上げた以外にも、USBオーディオデバイス付ヘッドフォンアンプはまだまだいくつも存在する。また、プレーヤーやアンプなどにも、USB接続端子を用意する製品も登場してきている。新世代オーディオを、そして自宅でのヘッドフォンライフを心ゆくまで堪能するために、じっくり自分好みの機能と音を選び出して欲しい。
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