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iPhone/iPod用「iWOWアダプター」、300台限定販売取り付けるだけでWOW!

» 2010年12月15日 21時50分 公開
[ITmedia]
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 SRS Labsは12月15日、iPhone/iPod用の「iWOWアダプター」を国内販売すると発表した。ドックコネクターに接続するだけでSRSサウンドを楽しめる、手のひらサイズのオーディオコンポーネント。流通はシネックスが担当し、限定300台をオーディオ専門店や一部オンラインショップで販売する。価格はオープンプライス。店頭では7980円になる見込みだ。

iPhone 3GSに「iWOWアダプター」を取り付けたところ(左)。iWOWアダプターを紹介する同社フィールドアプリケーションエンジニアの今田泰似氏(右)

 SRSは、人間の聴覚原理を応用したオーディオ後処理技術を開発している企業として知られる。同社の技術はさまざまなメーカーにライセンス供与されており、対応製品は全世界で累計20億台以上。中でもPC分野では、10年前からOS標準の「Windows Media Player」にSRSの「WOW」が採用されている。

 iWOWアダプターは、内蔵DSPで「SRS WOW HD」相当の処理を行う小型のオーディオコンポーネントだ。iPhone/iPodのドックコネクターに接続(デジタル接続)し、電源はiPhoneから供給する。アダプターの下部にアナログミニジャックが用意されており、手持ちのイヤフォン/ヘッドフォンをこちらに接続して利用するスタイルとなる。

 前面にはLED付きのボタンを装備。WOW HDのオン/オフをワンタッチで操作できるほか、上下には音量調整ボタンも備えた。なお、イヤフォンをiWOWアダプターに接続しているときは、イヤフォン側のリモコンやヘッドセットタイプの通話ボタンは機能しない。

iPhone 3G/3GSのラウンドしたボディーとのすき間は付属のコネクターが埋める。製品にはiPhone 3G/3GS用とiPod touchに適した2種類のコネクターが付属している

 iWOWアダプターに搭載されたWOW HDは、小型スピーカーやヘッドフォンで圧縮オーディオを再生することを想定した音質改善技術だ。処理としてはWMPの「WOW」に近いが、高音に対する処理が追加されているという。その効果は、「クリアな高音と奥行き感のある豊かな低音、そして広がり感のあるダイナミックな音場が特長。人が感じやすい周波数で分かりやすく音を出すため、例えばオーケストラを聴けば、個々の楽器の音がそれぞれ分離して聞こえてくる」(同社フィールドアプリケーションエンジニアの今田泰似氏)。

対応機種一覧。30ピンのドックコネクターを搭載した機種なら利用できる

 SRS Labsが提供している無料アプリ「SRS WOWアプリケーション」をiPhoneやiPod touchに導入すると、WOW HDの効果をカスタマイズできる。設定ではスピーカーやイヤフォンといった出力先の選択にくわえ、音場を広げる「Wide Surround」、低音を豊かにする「Deep Bass」、そして高域に対する「High Treble」をそれぞれオン/オフが可能。ユーザーの好みで選択できる。

「SRS WOWアプリケーション」。このほかにSRS Labsのブログ閲覧、クイズ形式の「音楽トリビア」といった機能も用意されている

 SRS Labsでは、iPhone 4対応の「iWOWアダプター」も準備している。2011年1月に米国でリリースした後、「第1四半期中には日本でも販売する予定」(同社、インサイドセールス&マーケティングマネージャーの渡邊英里氏)。今回は数量と販路を限定して販売することになったが、次期モデルは家電量販店などにも拡大して販売する計画だ。

iPhone 4対応の「iWOWアダプター」はカラーバリエーションも用意する(左)。CEATEC JAPANのSRSブースで展示されたiPhone 4対応モデルのプロトタイプ(右)

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