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» 2010年12月17日 13時09分 UPDATE

クリスマス玩具特集その3:1/32スケールでよみがえる小惑星探査機「はやぶさ」(限定メッキ版) (1/3)

あの小惑星探査機「はやぶさ」を忠実に再現したアオシマ文化教材社のプラモデルを作ってみた。今はもう消滅してしまった機体を自らの手で作り上げ、帰還したときの感動をもう一度味わってみよう。

[橘十徳,ITmedia]

 今年の6月、7年ぶりに地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。日本中に大きな感動をもたらしたこのプロジェクトへの反響は大きく、その関連グッズも話題になった。中でも人気を呼んだのが青島文化教材社のプラモデル「1/32 小惑星探査機 はやぶさ」だ。今回紹介するのはその「限定メッキ版」で、すべてのパーツにメッキ処理が施されたスペシャルバージョンだ。

ts_hayabusa01.jpgts_hayabusa03.jpg 「はやぶさ」の勇姿が描かれたパッケージ。箱を開けるとメッキパーツが登場

 ふだんはプラモ作りにあまり興味のない筆者も、この製品はひと目見ただけで無性に欲しくなってしまった。「はやぶさ」の実物はもはや残っていないのだから、せめて模型を作ることで「はやぶさ」が存在したという事実を再確認し、その偉業をかみしめたいと思った次第である。

 もう1つ、引かれたのは、このプラモがメッキ版である点だ。ふつうのプラモだと塗装しなければサマにならないが、メッキであれば横着して塗装を省略しても、それなりに見栄えするのではないかという下心があった。プラモを作る習慣のない者にとって、塗装というのはけっこうハードルの高いものなのである。

 ちなみにこのメッキ版は「Amazon.co.jp」の限定販売品だ。ワタクシが購入したときも在庫はなく、予約して入荷するまで10日間ほど待たなければならなかった。この記事を書いている12月中旬現在はまだ在庫があるようだが、いつ入手が難しくなるのかは分からないので、迷っているならすぐ買うことをおすすめする。価格は税・送料込みで2940円。非メッキ版が同じ「Amazon.co.jp」で1982円なので、およそ1000円高いわけだが、前述したように塗装の手間と見栄えを考えれば、この差額にも納得できる。

ts_hayabusa02.jpgts_hayabusa04.jpg 箱の横には使用色のリストが載っている(左)。説明書にはプロジェクトマネージャーの川口教授の謝辞も載っていた(右)

接着剤の種類に注意が必要

 パッケージには、宇宙空間を進む「はやぶさ」の姿が描かれている。進行方向の先に見えるのは、もちろん小惑星「イトカワ」だ。この雰囲気のある絵を見ただけで、すぐにでも箱を開けて作り出したくなる衝動にかられる。パッケージの横には完成写真が掲載されており、反対側には使用する塗料のリストが載っている。

 メッキ版とはいえ、完璧に仕上げるためには、やはり細部の塗装は必要だ。使用色はホワイト、ブラック、シルバー、カッパー、つや消しブラック、明灰白色、キャラクターブルーの7色。このほか必要なツールとしてカッター、ニッパー、ピンセット、そして接着剤が挙げられている。

 接着剤はプラモデル用接着剤か合成ゴム系接着剤、瞬間接着剤のいずれかを使うように書いてある。説明書によると、メッキパーツをプラモデル用接着剤で接着する場合は、接着面のメッキを紙やすりではがしてから接着する必要があるという。合成ゴム系接着剤および瞬間接着剤の場合は接着面をはがさなくても接着できるようなので、今回は省力化のためにセメダインの「速乾G」という合成ゴム系接着剤を選んだ。瞬間接着剤の場合は大量に流し込むとパーツが白化すると書かれており、このリスクも避けたかったのだ。

ts_hayabusa07.jpg 今回使用した接着剤「速乾G」

 箱を開けるとピカピカのメッキパーツが入っていた。パーツは大きな太陽電池パドルやアンテナが付いたA部品と、本体部分のB部品、台座部分のC部品と計3つ、さらに太陽電池パドルのシールがセットされている。太陽電池パドルの処理をシール貼りだけで済ませられるというのは、これまた塗装要らずで助かる。

ts_hayabusa05.jpgts_hayabusa06.jpg パーツはA・B・Cの3つ(左)。ニッパーで注意深く切り離していく(右)
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