レコーダーとしての機能やユーザーインタフェース(UI)は、製造元であるパナソニックのDIGAシリーズに準拠し、スカパー!HD向けに機能強化・改良されている。UIの基本デザインは少し前のDIGAがベースで、ハイビジョン非対応のブラウン管テレビでも不便ないよう、極端に一覧性を優先してはいない。現状はブラウン管テレビだがハイビジョン対応テレビの導入を想定して本機を導入するといった人でも不便なく使えるはずであり、バランスとして決して悪くない。
一方、電子番組表は3チャンネル×3時間から19チャンネル×8時間まで7段階に切り替えが可能で、大画面テレビなら非常に高い一覧性を確保することも可能だ。また全体に動作はキビキビしており、電子番組表では19チャンネル×8時間の一覧表示でも横スクロールも非常にスムーズ。多チャンネルなスカパー!HDでは、一覧性の高さやスクロールの高速性といった部分が、地上デジタル放送やBSデジタル放送よりも求められる部分なので、この点は非常に優秀といえる。またチャンネル単位で最大8日×6時間分を一覧する機能もしっかり備えており、専門チャンネルがほとんどのスカパー!HDでは特に便利に使えそうだ。
任意のチャンネルを登録して一覧できる「お好みチャンネル」は、従来のスカパー!チューナーから継承したアイコンが並ぶデザインで、本機向けに改良されている部分の1つ。チャンネル番号とアイコンのみでの一覧となるので必ずしも分かりやすいとはいえないが、多くのチャンネルを「お好みチャンネル」登録している場合の一覧性は高い。この辺は従来からスカパー!を視聴しているユーザーの利用を意識しているのだろう。
また、リモコンの「短縮」+数字キーには任意のチャンネルを割り当てることが可能。頻繁に視聴するチャンネルを登録して利用できるほか、番組検索の絞り込みにも使える。つまり、任意チャンネルの絞り込みを「お好みチャンネル」と「リモコンチャンネル」の2段階で行えるようになっているのだ。まさにスカパー!HDならではの多チャンネル仕様といえる。
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