2番組同時録画が可能な「ダブルチューナーモード」限定の機能として、任意のキーワードや番組ジャンル、チャンネルを組み合わせて自動的に番組を録画する「お好み自動録画」が挙げられる。条件は2つまで設定可能だ。設定は、「システム設定」の中で行うようになっており、DIGAシリーズの「新番組おまかせ録画機能」を拡張したような形と推測できる。スカパー!の場合はチャンネル数が多く、地上波のように4半期ごとに新番組が開始されるわけではないので、新番組だけを録画する機能はあまり役に立たないのかもしれない。
条件として指定できるのは、キーワード、番組ジャンル、時間帯、チャンネル。チャンネルについては、全チャンネル、契約中のチャンネル、お好みチャンネル、リモコン登録チャンネルと複数段階で絞り込みが行える。リモコン登録チャンネルは、お好み自動録画での対象チャンネルとして活用するのもアリだ。キーワードはなしでも構わないので、特定ジャンルの番組をどんどん録画するといったことも可能だし、逆に出演者だけで絞り込んで自動録画することもできる。条件が2つのみというのは少し残念だが、便利な機能だ。
既にスカパー!を導入している人の場合、チューナーの交換や録画環境の変更が必要になる「スカパー!HD」への移行をためらっている人も多いことだろう。筆者もその1人。現在はスカパー!を2契約して2台の東芝「RDシリーズ」でスカパー!連動を利用しているが、本機が登場したことで、ようやく踏ん切りがついたと思う。
これまで移行しなかった理由の1つに、スカパー!とスカパー!HDの画質差が、いまひとつピンとこなかった点も挙げられる。というのも、地上波でいえばアナログ放送に相当するスカパー!は、もともとデジタル放送である。解像度の違いは明かだが、追加投資に見合うほど画質は向上するのか? という疑問もあった。
スカパー!HDでは、HDチャンネルに契約しているとSDチャンネルも視聴、録画できるため、HD制作と明示された番組をHDチャンネルとSDチャンネルの両方で録画して比較してみた。
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