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写真で解説する、“BRAVIA”春モデルの新しいネットワーク機能(1/3 ページ)

» 2011年01月21日 15時52分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーは1月20日、液晶テレビ“BRAVIA”の2011年春モデルを発表した(→32V型まで3D対応、ソニー「BRAVIA」の春モデル登場)。今回はスタンダードモデルのアップデートながら、“3Dの拡大”と“ネットワーク機能の充実”が大きな特長になっている。ここでは、新BRAVIAが採用したネットワーク機能について、写真を交えて解説していこう。



 なお、画面写真については開発中のものであり、実際の製品とは一部異なる点はあらかじめご了承いただきたい。もちろん英語表記の部分は日本語化される予定だ。

動画配信サービス「キュリオシティ」

 ソニーは、テレビ新製品と同時にオンデマンドビデオサービス「Video On Demand Powered by Qriocity」(以下キュリオシティ)を1月26日から日本でもスタートすると発表した。20世紀フォックスやユニバーサル・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズといったハリウッドのメジャースタジオの映画に加え、アニメにも力を入れている。当初は2Dコンテンツのみ200タイトル程度でスタートするが、今後は5.1chサラウンドや3Dのコンテンツを含め、順次増やしていく。

「キュリオシティ」のトップ画面(左)。視聴開始時に回線の帯域幅をチェック(右)

 キュリオシティのVoDは、ストリーミングレンタルのみ。レンタル期間は、「プレイステーションネットワーク」(以下、PSN)に合わせた形で、課金後30日間以内に視聴を始め、視聴スタートから48時間以内(72時間の作品もあり)なら何度でも視聴できる。ただし、“先に終わるほうが優先”される原則があり、例えば課金から29日後に視聴をスタートした場合は残り24時間しか視聴できない。このあたりは注意が必要だ。

国産アニメも多くラインアップ。「ガンダム」で検索すると劇場版がずらりと並んだ

 コンテンツは、SDおよびHD(720p、フルHD)の作品が用意され、価格はHD版が500〜1000円、SD版が350〜700円を予定している。1000円は高いと思うかもしれないが、これはPSNのほうに1000円のコンテンツが存在するために記載している数字で、実際には500〜600円がほとんどだ。なお、配信時の動画/音声フォーマットは非公開だが、推奨帯域幅はHD版が4.5Mbps、SD版は1.5Mbpsとなっている。

 キュリオシティを利用できる対ブラビアは、2010年以降に発売された「<ブラビア>ネットチャンネル」対応モデル(HX80R、EX30R、BX30Hを除く)。なお、<ブラビア>ネットチャンネルでは、キュリオシティのほかにも「YouTube」「DMM.TV」「U-NEXT」「アクトビラ ビデオ・フル」、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の「デジタルコンサート」が利用できる。

アプリキャストに「Twitter」アプリが登場

 Twitterは、BRAVIAのウィジェット機能「アプリキャスト」の1アプリとして提供される。このため、表示は画面の右側に固定され、文字サイズも選択できないなど、少し柔軟性に欠ける面はあるものの、担当者によるとテレビの画面サイズに合った最適な文字サイズを検討中という。

画面右側に並んでいるのはアプリキャストのアプリ。ここでも最新のつぶやきをチェックできる

アプリを開いたところ。上部のタブで機能を切り替える

文字入力時にはソフトウェアキーボードが起動

 Twitterの基本機能は網羅しており、ソフトウェアキーボードを使ってつぶやいてみたり、ハッシュタグを利用してテレビ番組に関連するツイートをチェックするといった使い方ができる。機能の切替は、上部のタブにカーソルを合わせてリモコンの左右キーでいい。残念なのは、写真や動画を表示する機能がないこと。ただし、アプリキャストはアップデートが容易なため、今後の拡張は検討していくという。

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