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写真で解説する、“BRAVIA”春モデルの新しいネットワーク機能(2/3 ページ)

» 2011年01月21日 15時52分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

テレビを見ながらの音声通話も可能な「Skype」

 「Skype」は、PCを中心に全世界で利用されているIP電話サービスだ。ユーザー同士であれば、PCや対応テレビとの間でビデオ通話や音声通話が無料で楽しめる。

専用オプションのマイク内蔵コミュニケーションカメラ「CMU-BR100」(左)。ビデオ通話中(右)

 Skypeは春に予定されているソフトウェアアップデートで利用できるようになるが、利用には専用オプションのマイク内蔵コミュニケーションカメラ「CMU-BR100」(価格、発売日未定)が必要だ。

 Skypeについては、他社も積極的に採用しているが、新型BRAVIAでは「音声通話を選択すれば、テレビ映像をみながら会話ができる」点が大きな特長。テレビ音声は聞けないものの、“ながら電話”が楽しめる。

テレビ視聴中に着信(左)。「Voice Call」(製品版では日本語化予定)を選択すると、テレビ画面を表示したままの通話が可能になる(右)

スマートフォンでテレビを操る「メディアリモート」

 ソニーは、「iPhone」や「XPERIA」(Android端末)向けにBlu-ray Discプレーヤーなどを操作できるアプリ「Media Remote」(BD Remoteから改名)を提供しているが、その対応機器に新型BRAVIAが加わる。Media Remoteを導入したスマートフォンとテレビが同一ネットワーク内にあれば、ケータイを無線リモコンとして利用できるのだ。

「XPERIA」の画面に付属のリモコンと同じボタンが並ぶ

 Media Remoteには、大きく分けて3つの機能がある。まず、指の動きで音量やチャンネルをコントロールできる「シンプルリモート」、4ページにわたってリモコンの全ボタンを再現した「フルリモート」、そしてソフトウェアキーボードを表示してYouTubeの動画検索などに利用できる「テキスト入力」だ。

 またAndroid版に限り、Googleの日本語音声認識APIを利用した音声入力もサポート。スマートフォンのマイクに向かって検索したい言葉を言うだけで認識してくれるため、文字入力の手間がいらない。

指の動きで音量やチャンネルをコントロールできる「シンプルリモート」(左)。Android版は、音声認識による文字入力も可能(右)

 なお、アプリの「Media Remote」は既に「AppStore」や「Android Market」で公開されているが、BRAVIAで利用できるようになるのは、春に予定されているテレビ側のソフトウェアアップデートを待たなければならない。

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