「Skype」は、PCを中心に全世界で利用されているIP電話サービスだ。ユーザー同士であれば、PCや対応テレビとの間でビデオ通話や音声通話が無料で楽しめる。
Skypeは春に予定されているソフトウェアアップデートで利用できるようになるが、利用には専用オプションのマイク内蔵コミュニケーションカメラ「CMU-BR100」(価格、発売日未定)が必要だ。
Skypeについては、他社も積極的に採用しているが、新型BRAVIAでは「音声通話を選択すれば、テレビ映像をみながら会話ができる」点が大きな特長。テレビ音声は聞けないものの、“ながら電話”が楽しめる。
ソニーは、「iPhone」や「XPERIA」(Android端末)向けにBlu-ray Discプレーヤーなどを操作できるアプリ「Media Remote」(BD Remoteから改名)を提供しているが、その対応機器に新型BRAVIAが加わる。Media Remoteを導入したスマートフォンとテレビが同一ネットワーク内にあれば、ケータイを無線リモコンとして利用できるのだ。
Media Remoteには、大きく分けて3つの機能がある。まず、指の動きで音量やチャンネルをコントロールできる「シンプルリモート」、4ページにわたってリモコンの全ボタンを再現した「フルリモート」、そしてソフトウェアキーボードを表示してYouTubeの動画検索などに利用できる「テキスト入力」だ。
またAndroid版に限り、Googleの日本語音声認識APIを利用した音声入力もサポート。スマートフォンのマイクに向かって検索したい言葉を言うだけで認識してくれるため、文字入力の手間がいらない。
なお、アプリの「Media Remote」は既に「AppStore」や「Android Market」で公開されているが、BRAVIAで利用できるようになるのは、春に予定されているテレビ側のソフトウェアアップデートを待たなければならない。
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