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» 2011年01月24日 13時51分 UPDATE

お年玉で買えるカナル型イヤフォン特集:カジュアルに使えるクリプシュサウンド、“Image S3”

アメリカの老舗スピーカーブランドであるクリプシュがリリースする、カナル型イヤフォンのエントリーモデル。スタイル優先の低価格製品かと思ったら……。

[野村ケンジ,ITmedia]

 アメリカの老舗スピーカーブランドであるクリプシュがリリースする、カナル型イヤフォンのエントリーモデル。小型の筐体を採用することで装着感の良さを追求するとともに、グラファイトグレー、レベルレッド、パーフェクトピンク、ギャラクシーグリーンという4色のカラーバリエーションを用意して携帯プレーヤーやファッションにあわせたコーディネートができるよう配慮している。

ts_klips01.jpgts_klips02.jpg クリプシュ“Image S3”のグラファイトグレーとレベルレッド

ts_klips03.jpgts_klips04.jpg パーフェクトピンクとギャラクシーグリーン

 またイヤーパッドには、上位機種と同じくソフトシリコン製で独自の形状を持つEar Gelsを採用、高い遮音性と長時間の使用でも疲れない快適性を実現した。

ユーザビリティー

 本体が小さいため、装着感は快適だ。クリプシュ独自のイヤーパッド、Ear Gelsも変に耳穴を押し広げることなく好感触。かといって遮音性は高いので、それもうれしい。装着感に関しては、かなりの優秀さを誇るといってもいいだろう。またカラーバリエーションに関しても、全色メタリック調であることに加え、トップコートのつややかさもあってなかなかの上質感が漂う。価格を考えると、かなりしゃれた作りといえるだろう。

ts_klips05.jpgts_klips06.jpg 携帯プレーヤーとコーディネートできる(左)。しゃれたキャリングポーチも付属(右)

サウンドの特長

 正直いって、試聴する前はデザインやカラーバリエーションをいちばんの売りにする「音よりもスタイル優先」の製品ではないかと邪推をした。しかし、さすがはクリプシュというべきだろう。何のエフェクトもなく、自然な音色と帯域バランスのよいサウンドで、音楽の楽しさをストレートに再現してくれる。とにかく聴きやすいのだ。

 解像度はそこそこあるものの、鳴らしっぱなしに近い響きのため少々雑多なイメージはあるが、それがかえって音の自然さをフォローすることになっているから面白い。特に高域方向へのノビや響きがかよく、付随して音の通りがかなり良好なため、大ボリュームでなくても充分に演奏を楽しめる点もありがたい。なかなかの秀作だと思う。

音質評価  
解像度 (粗い−−○−−きめ細かい)
帯域幅 (ナロー−○−−−ワイド)
帯域バランス (低域重視−−−○−フラット)
音色傾向 (ウォーム−−○−−クール)

メーカー クリプシュ
製品名 Image S3
型式 ダイナミック型
ドライバー 5.8ミリ
音圧感度 106dB/mW
再生周波数帯域 12〜1万8000Hz
インピーダンス 18オーム
コード長  
プラグ 3.5ミリステレオミニジャック
価格 オープン
関連リンク メーカーの製品情報ページ

試聴環境

ts_triplefi10.jpg アルティメットイヤーズの「TripleFi 10」

 今回の試聴には、リファレンスとしてアルティメットイヤーズの高級機「TripleFi 10」を使用した。こちらは発売されてからしばらく経過しているモデルだが、フラット&ワイドな帯域特性やダイナミックでリアリティーの高い音色、ひずみなく整った帯域バランスなど、いまでも多くの人から人気を集めている。こちらをフルマーク(音色傾向に関してはちょうど中間)と考え、各モデルを相対的に評価した。




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