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天井も明るいLED電球、パナソニックが発表LEDシーリングライトも(2/2 ページ)

» 2011年01月26日 19時25分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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シーリングライトは調光・調色・配光の切替が可能

 同時に発表されたLEDシーリングライトも、配光設計に凝った製品だ。薄い四角形の本体には、直接光用のLEDモジュールと間接光用のLEDモジュールが個別に配置され、直接光用のLEDから出た光は反射板と拡散カバーで部屋全体の明るさを確保する。一方の間接光用は直接天井や壁面を照らす仕組みだ。

シーリングライトの配光設計とカットモデル

 調光機能では、昼白色から電球色まで連続調色に対応。また調光機能では、100%から約5%まで明るさを調節できる。パナソニックでは、この調光・調色機能に配光制御を組み合わせて、「普段のあかり」「くつろぎのあかり」「シアターのあかり」「勉強のあかり」という4種類のあかりを提案。生活シーンに合わせ、リモコンで簡単に呼び出せるようにした。

間接光でテレビ側の壁だけを照らすことで画面を見やすくする「シアターのあかり」(左)。部屋全体を明るくして手元も見やすい「勉強のあかり」(右)
シーリングライトのリモコン。調光や調色にくわえ、4つのあかりをボタン1つで呼び出せる(左)。リモコン信号は3チャンネルあり、室内に同社製シーリングライトが複数ある場合でもチャンネルを切り替えて利用できる(右)

 パナソニック製家電製品でおなじみの「エコナビ」も搭載。リモコンでエコナビをオンにすると、シーリングライトに設けられた光センサーを使い、部屋の明るさに応じて自動的に調光を行う(5〜100%)。また、部屋が十分に明るいときには自動的に消灯する仕組みだ。


 パナソニックでは、今後の製品開発の方向性として、断熱材施工器具に使えるLED照明の開発を挙げた。断熱材施工器具とは、天井などに作り付けられ、器具の上に断熱材が接しているもので、照明器具内の温度が上昇してLED電球が極端な単寿命になるという。パナソニック ライティング社の伊藤好生社長は発売時期などの詳細は明らかにしなかったものの、「昨年6月に発売した業界初の斜め取り付け専用ランプなど、われわれはユーザーの不満を解決する商品開発で業界をリードしていく」と意欲をみせた。

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