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Blu-ray 3D対応で長時間録画のハイエンドCATV STB、パナソニックから

» 2011年01月28日 14時02分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは1月28日、CATVデジタルセットトップボックス(STB)の新製品として、ハイエンドモデルの「TZ-BDT910M」「TZ-BDT910F」「TZ-BDT910P」の3機種を発表した。3月からCATV事業者向けに出荷を開始する。

photophotophoto BDT910シリーズは奥行きを短縮した省スペース設計。さらに前面は1枚トビラのシンプルデザインとなった

 3Dテレビの登場やBDレコーダーの3D対応が進む状況を受け、業界初となるBlu-ray 3D Discの再生機能を搭載した。3D対応テレビに接続することで、フルHDの3D映像を楽しめる。

 1月に発表されたブルーレイDIGA(→「4番組を同時に録画できる“DIGA”新シリーズ」)にも搭載された「3D奥行きコントローラー」を採用し、視聴者の好みに合わせて3D映像の“奥行き”や“飛び出し”の量を調節できる。さらに、通常の2D映像を擬似的に3D化する「2D→3D変換」も搭載した。

 Wチューナー搭載により、長時間録画を2番組同時に行える。エンコーダーの進化により最長(HZモード)で15倍録画に対応した。500Gバイトの内蔵HDDに約675時間のフルハイビジョン録画が可能になる。新規格のBDXLにも対応し、メディアへの長時間録画も可能になった。

 無線LAN機能を使ってホームネットワークに接続し、サーバーおよびクライアントとして通信を行える。従来は本機に録画した番組などを別室のDLNA対応機器から再生するのみだったのに対し、本シリーズから現在放送中の番組をリアルタイムで転送できる「放送転送機能」も搭載された。同機能対応のビエラやディーガなどから本機に接続し、異なる番組を同時に視聴することが可能だ。

 外形サイズは430(幅)×59(高さ)×239(奥行き)ミリと、従来機比で体積は約24%、重量は約20%それぞれ削減している。また電源回路などの効率化を図り、動作時の消費電力を21%削減。待機時消費電力は0.1ワットを実現した。

 販売開始から6月出荷分まで、映画「アバター」のBlu-ray 3Dソフト(未発売)を同梱するプレゼントキャンペーンも実施する。

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