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扉を開けると「どうも〜」、冷蔵庫に棲む癒し系グッズ「Fridgeezoo」(フリッジーズー)橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)

» 2011年02月21日 13時16分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 目の描かれている反対側、つまりシロクマの後頭部にあたる部分には小さな穴が空いており、ここが照度センサーになっている。冷蔵庫の扉が開いているか閉まっているかを、このセンサーで感知することにより判断するわけだ。もし庫外で声を再生させたい場合は、このセンサー穴を指でふさいだり光に当てたりすれば声を聴ける。

ボタン電池3個があらかじめセットされていた(左)。上部に搭載された照度センサーで周囲の明るさを感知(右)

 底面には電池ボックスと電源スイッチがある。電池はボタン電池のLR44を3個使用。前述した通り、電池は同梱(どうこん)されており、絶縁フィルムを引き抜けばすぐに使える状態になる。あとはスイッチを入れて冷蔵庫の棚の上に置くだけだ。置く場所はできるだけ冷蔵庫の入り口に近いほうが見やすくていいだろう。

セリフの少なさがちょっと不満

 シロクマの場合、扉を開けると「どうも〜」と挨拶する。そして冷蔵庫の中をいじると「どうもごくろうさま」と話しかけてくる。そのままずっと開けたままにしておくと「あついよ〜」と言いだし、さらに閉めないでおくと、今度は「まだ〜?」と言い始める。扉を閉めると無音になる。

冷蔵庫の主となったシロクマ

 このほか、扉を閉めないときに「あついよ〜」ではなく「温暖化だ」という言葉が飛び出すこともあった。確認できたのはこの5種類だけである。正直、ちょっとボキャブラリーが少ないのではないかと感じたが、仕事を終えて帰ってきて、なにか飲もうと冷蔵庫を開けたときに、ちょっと一声かけられるというのはちょっとホッとする。

 ただし、料理中に何度も開け閉めするような状況では、開けるたびに「どうも〜」とやられるので、ちょっぴりウザいと思ってしまったのも事実だ。こういうときは一時的に外に出してスイッチを切っておいたほうがいいかもしれない。

 あとは値段との兼ね合いだが、2000円近くする商品なら、もう少しセリフが多くてもいいのではないかとも思う。開けたままにしておくと「あついよ〜」と怒られるので、「早く閉めなければ」という意識が働き、これはエコにはいいかもしれない。まあ、声を聴きたくなって用もないのに冷蔵庫を開けることもあるので、本当に節約につながるかは疑問だが、少なくとも心を和ませるには有効なグッズだと思う。一人暮らしの人にはとくにおすすめだ。

もはや何でもあり? 冷蔵庫で出会った新しい仲間

温暖化や環境汚染ですみかを失った動物たちが冷蔵庫に逃げてきて数カ月。その間、全国で記録的な酷暑や異常気象が相次ぎ、危機を感じたほかの動物たちも冷蔵庫に逃げ込んだ……という、どこかで聞いたような設定で、フリッジーズーに新しい仲間が加わった。新製品の「Fridgeezoo Friends(フリッジィズーフレンズ)」は、ブタ、リス、ウシ、トラの4種類。今回は若手声優を起用した声も特長で、ブタとリスは長嶋はるかさん、ウシとトラは鈴木美咲さんが担当している。2月16日からソリッドアライアンスのECサイト「APPARE STORE(アッパレストア)」で予約受付中。価格は各1980円。


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