トイレと廊下ともに白熱灯よりも明るく見える。とくに光源を見ると違いは顕著で、DL-LA62Lのほうがずっとまぶしく感じる。色味はDL-LA42Lと似た傾向で黄色が強めだ。トイレでは明るすぎて少し落ち着かない気がした。
和室の吊り下げ式照明に使った場合を見てみよう。同時にテーブルの上にはフルーツを盛った皿を置き、発色を比較している。和室の広さは四畳半だ。
※今回使用した吊り下げ式照明は、ランプシェードが編み紐になっているタイプで、光がほぼそのまま全方向に照射される。編み紐ということで非力な電球でも明るく見える傾向があり、樹脂やガラス製のシェードを使う場合は割り引いて考える必要があるので注意しよう。
トイレや廊下では明るすぎて少々オーバースペックに感じたが、和室では適度な明るさに感じた。正直に言えば、この明るさに慣れるともはや6〜7ワットクラスには戻れない気がする。フルーツは光に包み込まれるように照らされて、イチゴやリンゴの影も潰れていない。とくに赤の発色がよく、全体的においしそうに見える。
間接照明では白熱灯に比べるとどうしても光が上に偏っているように見えるが、光束が高いおかげで天井から反射した光が下に回っており、暗さは感じない。落ち着いた色合いはAVルームにも合うと思う。
電球色ながら610ルーメンの明るさを持つDL-LA62Lは、黄色く落ち着いた色合いが持ち味で、狭い空間では明るすぎるものの、四畳半〜六畳くらいのスペースでメイン照明として使えばリラックスした雰囲気を演出できる。ライバルとなる東芝「LDA9L」やパナソニック「LDA9L-H」に比べると全光束が劣るが、色が好みならばいい選択となると思う。
シャープのLED電球というと、リモコン操作で調光・調色が可能な「DL-L60AV」がフラッグシップモデルとして思い浮かぶが、明るさの面でシャープ製LEDの電球色の頂点に立つのはこのDL-LA62Lだ。明るさを求める人におすすめだろう。
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