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失敗しないLED電球の選び方(8) 東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」節電体質の家にしよう(2/2 ページ)

» 2011年04月19日 14時57分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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トイレ。左は60ワットの電球、右が「LDA9L」

廊下。左は60ワットの電球、右が「LDA9L」

 全光束では白熱灯に劣るものの直下の明るさはかなり上回っており、トイレでは明るすぎる。廊下もかなり明るく、かえって落ち着かないくらいだ。ただし色味は黄色が多く暖かい雰囲気で、このような明るすぎる状況であってもきつい感じはしない。

和室(4畳半)。左が使用した吊り下げ式照明。中は60ワットの電球、右が「LDA9L」

こたつの上に置かれたフルーツのアップ。左が60ワットの電球、右が「LDA9L」

 和室の吊り下げ式照明に使った場合を見てみよう。同時にテーブルの上にはフルーツを盛った皿を置き、発色を比較している。和室の広さは四畳半だ。

※今回使用した吊り下げ式照明は、ランプシェードが編み紐になっているタイプで、光がほぼそのまま全方向に照射される。編み紐ということで非力な電球でも明るく見える傾向があり、樹脂やガラス製のシェードを使う場合は割り引いて考える必要があるので注意しよう。

 和室でも白熱灯に迫る明るさで、テーブルの上に置いたフルーツだけで見れば、白熱灯よりLDA9Lのほうがずっと明るく見える。光の広がりについては、ほんの少し壁の下部が暗くなってはいるがほとんど気にならない。フルーツはイチゴの表面がツヤツヤと輝いて美味しそうに見える。ただし上から照らされる光が強すぎてイチゴやリンゴの影が少し濃く見える。

洋室。左が60ワットの電球、右が「LDA9L」

 間接照明を見ると、やや光の広がりが物足りない感じもする。しかし天井付近はとても明るく、そこから反射した光が下部に回り、部屋全体に行き渡っている。床付近の明るさも白熱灯を上回っているように見える。

食卓を照らす1本としてもおすすめ

 数ある電球色のLED電球の中でも随一の明るさと、東芝ライテックらしい生き生きとした色味がLDA9Lの魅力で、メイン照明として十分な性能を持っている。その自然な色味は白熱灯に近く、今まで白熱灯を使っていた人がリプレースする製品として最適だ。とくにフルーツの発色はすばらしく、食卓を照らすライトとしておすすめである。

 価格の安い「LDA7L」などで東芝ライテックの発色を気に入った人が、ワンランク上の明るさを求めて買い増すのにぴったりな1本といえる。6〜7WクラスのLED電球を試しにひとつ買ってはみたものの、実際に使ってみたら暗くてがっかりしたという人にも、ぜひ使ってみてもらいたい1本だ。

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