レコーダー前面の中央にあるボタンを長押しすると、初心者向けの専用動作モード「らく楽モード」に入る。ここでリモコンの「らく楽メニュー」を押せば、「録画した番組を見る」「予約する」「ダビングする」といった目的別の分かりやすいメニューが起動。画面と音声で操作方法を案内してくれる。「画面の左にメニュー、右側に機能説明と操作ガイダンスを表示する。さらに音声ガイドで読み上げるため、取り扱い説明書を読まなくても簡単に操作できる」(同社)。ダビング時には、記録する番組とメディア残量から自動的に“ぴったり”入るように再エンコードを行う「らく楽ダビング」が利用できる。
「瞬間電源オン」は、使用頻度の高い時間帯にレコーダーを“ほぼ起動状態”にしておく機能だ。待機時の消費電力は25〜26ワット(通常起動状態は33ワット)と高くなるものの、電源ボタンを押せば1秒以内にレコーダーが起動する。アプローチとしてはソニー製レコーダーの高速起動モードに近い。瞬間電源オンは、利用履歴を参照して使用頻度の高い時間帯が自動設定されるほか、ユーザーが任意の3時間/1日を設定することも可能だ(組み合わせ可能)。
三菱製レコーダーの特長である「効率よく見る」ための機能も充実している。番組を録画する際に音や映像の切り替わりを認識して自動的にチャプターを作成する「おすすめ自動チャプター」や録画番組のシーンの切れ目をアイコンで並べる「シーン検索」を搭載。番組本編だけをワンタッチで再生できる「オートカットi」の搭載は見送られたが、一方で従来はスポーツ番組と音楽番組だけを対象にしていた「見どころ再生」はすべての番組で利用できるようになった。過去の録画・視聴履歴からユーザーの嗜好を判別して録画する「おすすめ自動録画」も従来機から継承している。
このほか、超解像技術を用いてDVDなどSD画質映像の精細感を増す「DIAMOND HD Basic」、「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」といったネット動画配信サービス、3D再生時に立体感を調節できる「奥行きアジャスター」といった機能も搭載している。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | DVR-BZ450 | DVR-BZ350 | DVR-BZ250 |
---|---|---|---|
HDD | 2Tバイト | 1Tバイト | 500Gバイト |
チューナー | 地上デジタル×2、BSデジタル×2、110度CSデジタル×2 | ||
BDXL対応 | ○ | ||
スカパー!HD録画 | ○ | ||
入出力端子 | HDMI出力×1、D4、コンポジット×1、i.LINK(TS)、SDカードスロット、USB | ||
実売想定価格 | 13万円前後 | 9万5000円前後 | 8万円前後 |
発売時期 | 5月31日 | ||
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