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リビングAVの入門機、ヤマハがエントリーAVアンプ「RX-V471」「RX-V571」を発表節電にも一工夫(2/2 ページ)

» 2011年04月27日 14時03分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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スタンバイスルーの消費電力

 HDMIリンクは、大手テレビメーカー6社の製品との連携動作を確認済み。さらに東芝製テレビとのリンク機能を強化しており、“REGZA”の2011年春モデル「Z2シリーズ」以降と新しいヤマハ製アンプを組み合わせた場合、「レグザリモコン」でAVアンプのGUIが操作できるようになった。

“REGZA”の「Z2シリーズ」と組み合わせると、「レグザリモコン」でAVアンプのGUIが操作できる

 HDMI関連のトピックとして、“AVセレクター”のようにAVアンプを利用できる「インプットスタンバイセレクト機能」が挙げられる。AVアンプがスタンバイ中でもリモコン操作によってHDMIの入力切替が行えるというもので、例えば複数台のBDレコーダーを接続してスタンバイスルーで映像を見ていたとき、わざわざAVアンプを起動しなくても別のレコーダーに切り替えられる。また、スタンバイスルー利用時の待機消費電力は1.2ワットと従来機(67シリーズ、2.7ワット)に比べて50%以上も削減された。

 「東電エリアを中心に夏場の電力不足が懸念されているが、新製品なら電力需要が逼迫(ひっぱく)する昼間は省エネのセレクターとして使用できる」(ヤマハ)。一方、電力供給に余裕のある夜間などに気兼ねなくAVを楽しもうというアイデアだ。


 こほのか、日本語GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)がローエンドモデルまで採用された点も新しい。テレビやプロジェクターとHDMI接続した場合に限られるが、AVアンプの基本操作をすべてカバー。オーバーレイ表示とグラフィックを多用した解説で設定作業を進めることが可能になった。

日本語GUIはAVアンプの基本操作をすべてカバー

背面インタフェース類。左が「RX-V471」、右が「RX-V571」

 そのほかの主な仕様は下表の通り。

型番 RX-V471 RX-V571
実用最大出力 135ワット×5 135ワット×7
HDMI入力 4 6(前面1を含む)
HDMI出力 1
HDMIアップスケーリング なし
映像入力 D4×2、コンポーネント×2、コンポジット×5
音声入力 アナログ×4、光デジタル×2、同軸デジタル×2
そのほかI/F USB、iPod/iPhone用ドックポートなど
本体サイズ 435(幅)×363(奥行き)×151(高さ)ミリ
重量 8.2キログラム 8.3キログラム
価格 4万9350円 6万1950円

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