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ソニー、240Hz駆動のスタンダード3Dプロジェクター「VPL-HW30ES」輝度1300ルーメン

» 2011年06月09日 17時56分 公開
[ITmedia]

 ソニーは6月9日、“3Dレディー”の家庭用ビデオプロジェクター「VPL-HW30ES」を7月25日に発売すると発表した。また、専用オプションとなる3Dメガネ「TDG-PJ1」および3Dシンクロトランスミッター「TMR-PJ1」も同日にリリース予定。いずれも価格はオープンプライスで、店頭ではVPL-HW30ESが37万円前後、TDG-PJ1が1万円前後、TMR-PJ1が8000円前後となる見込みだ。

「VPL-HW30ES」

 フレームシーケンシャル方式の3D表示に対応したフロントプロジェクター。スタンダードモデルの位置づけと価格でありながら、上位機種で採用されている独自のハイフレームレート「SXRD(Slicon X-tal Reflective Display)」を搭載している。同デバイスの採用により、240Hz駆動によるフルハイビジョンの3D映像表示を実現した。

3D表示の概要(出典はソニー)

 また、フレームシーケンシャル方式の3D映像視聴時には対応するアクティブシャッター方式のメガネを使用するため、2D映像視聴時に比べて映像が暗くなっていたが、本機は新しいランプ制御技術を採用し、左目用、右目用の映像表示と3Dメガネのシャッター開閉に合わせてランプの輝度をダイナミックにコントロールすることで、同社従来機「VPL-VW90ES」と比べ約2.7倍明るい3D映像と、映像が2重に見えてしまうクロストーク減少を抑えたくっきりとした3D映像の視聴が可能になったという。

 そのほか、「2D/3D専用画質モード」を搭載しており“Cinema1〜3”“Game”“Photo”など、7つのプリセット画質モードから2D/3D映像視聴時にそれぞれ最適な設定を選べるほか、自分好みの設定を保存した2つの画質モードを選択することができる。

 通常の2D表示時には、前述のSXRDおよび光量を画像に合わせて自動制御する「アドバンストアイリス3」技術の組み合わせにより、7万:1のダイナミックコントラスト比と、輝度1300ルーメンの光出力を実現。比較的明るいリビングなどでの使用にも配慮し、輝度を維持しながらNTSC比90%の色域を確保、明部から暗部までの自然で豊かな階調と色表現を両立したという。

 HDMI入力(CEC、ブラビアリンク対応)を2系統のほか、コンポーネント入力(Y Pb/Cb Pr/Cr)×1、PC入力(HD D-Sub 15ピン)などを備える。

 サイズは407.4(幅)×179.2(高さ)×463.9(奥行き)ミリで重量は約10キロ。リモートコマンダー、レンズキャップ、AC電源コード、USB充電ACアダプターが付属する。専用オプションとして3Dメガネ「TDG-PJ1」および3Dシンクロトランスミッター「TMR-PJ1」もリリース予定だ。

→ソニーストアで「VPL-HW30ES」をチェックするicon
いちだんと明るく、クッキリとした3 D映像を再現。新「SXR D」搭載の高画質スタンダードモデル。価格は36万8000円(税込/予定)。


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