それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回はトイレ・廊下・リビング(和室)・リビング(洋室)4パターンで電球形蛍光灯と比較した。比較に使ったのはパナソニックの「パルックボール スパイラル 60形(昼光色)」で、全光束730ルーメンというスペックだ。
電球形蛍光灯に比べると青みが少なく、壁の白さが際立っている。明るさも十分で、部屋がすがすがしく清潔そうに見える。
廊下でもトイレと似た傾向で、電球形蛍光灯よりも両側の壁が白く明るく見える。フローリングの木目もくっきりと見えて好印象だ。
電球形蛍光灯に比べると光の広がりが少なく、中央付近に偏っているのが分かる。テーブル上では問題ないが、壁が暗めに見えるのは残念だ。
電球形蛍光灯に比べるとフルーツの部分は明るく見える。発色は電球形蛍光灯よりもオレンジの色が白っぽく見えが、表面のツヤはLDA7D-Aのほうがきれいに出ている。
部屋の上部は暗めだが、電球形蛍光灯よりも青みが少なく、柔らかい光で全体を照らしている。床の木目も落ち着いた雰囲気だ。
LDA7D-Aは前回紹介した三菱電機オスラムの“PARATHOM”「LDA7D-H」に比べると青みが少なく、自然でさわやかな色が特長だ。明るさはトイレや廊下で使うには十分で、木目も鮮やかにくっきりと照らし出せる。
発光面の広い「ビッグカバー」の採用により柔らかい光を実現しているが、光の広がりについては電球形蛍光灯に比べるとやはりいまひとつで、今回の和室のようなシチュエーションで使うのは少し辛い。ただし今回の洋室のように壁面にカーテンなどがかかっていて白い部分が少ない場合は、それほど不満は感じない。ほかのライトと組み合わせればリビングでも夏用の照明として有効だと思う。
なお、最大径・全長ともに大きめということで、使用する照明器具との相性には要注意だ。取付位置に干渉するものはないか、グローブの先端がシェードからはみ出してしまう可能性はないかをしっかりと確認しておこう。
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