使い方の解説はパッケージの裏面に載っている。まずボウルなどの容器に水を入れて、その中に冷えぐるみを入れる。水の中で冷えぐるみを揉むと本体が水を吸い、次第にしっかりした感触になっていくので、そのまま約40秒間水に浸す。
しばらくすると普通のぬいぐるみのようにしっかりした状態になり、フニャフニャだったパンダはおすわりができるまでになった。顔もパンパンに膨らんでキュートな顔つきになっている。おなか周りも太くなって、どっしりとした感じである。
十分に水を吸い込ませたら容器から取り出してタオルなどでふく。取り出すとズッシリと重く、たくさんの水を吸い込んだのがよく分かる。そのまま取り出したら周囲がかなり濡れるかな、と心配になったが、意外や意外、軽くタオルで水をぬぐっただけで水滴がポタポタたれることはなかった。
ギュッと握っても水が落ちないし、表面もサラサラした感触だ。水浸しにして使うものなので、もっとベチャベチャしたものかと思っていたが、まったくそんなことはなくて驚いた。
サイズは膨張させた状態で150(幅)×200(高さ)×200(奥行き)ミリ。外見からは「冷えぐるみ」であることはまったく感じさせず、いたって普通のぬいぐるみにしか見えない。
あとは水を吸わせた状態のまま、冷蔵庫か冷凍庫に入れて冷やすだけだ。取り出して肌に押しつけると、キンキンに冷えるという感じではなく、かなりマイルドな冷たさである。物足りないと思う人もいるかもしれないが、これなら長時間、肌に付けていられるだろう。エアコンを効かせた部屋の中ではそれほど冷たさを感じないが、エアコンを切った部屋や真夏日の炎天下など、外気温が高ければ高いほど冷たく感じる。吸い込んだ水がしみ出して肌にベッタリ付くようなこともなく、表面はサラサラとしていて首筋や額に付けるとなかなか快適だ。
なお、冷たさを感じなくなった冷えぐるみは、そのまま冷やせば再び使えるようになる。一度水を吸わせれば長時間、水分を保ったままの状態でいられるので、購入時のような状態にはなかなか戻らない。汚れた場合は洗濯機は使用できず、手洗いして風通しのよい場所で乾かすように、と書いてある。汚れがひどい場合は弱アルカリ性の洗剤できれいに洗えるようだ。
注意点は、冷やした状態だと吸収した水が固まって芯が硬くなることだ。そのまま投げて人に当てたりすると危険なので、幼児に使わせる場合は注意する必要がある。ちなみにこの商品の対象年齢は7才以上となっている。節電でエアコンの設定温度が高まっている中、このようなグッズを併用することで暑い夏を快適に過ごしていただきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR