スカパー!HDチューナーを内蔵した「BDZ-SKP75」は、スカパー!HDを含め3番組の同時録画に対応している(地上/BS/CS110度チューナーは2)。また、チューナーを内蔵したことで、従来のスカパー!HD録画と比べて利便性が大幅にアップしたという。
例えば、録画予約は番組表から一発で可能。番組名などによる「毎回録画」にも対応する。またAVCエンコーダーを使った長時間録画や、自動チャプター機能の「おまかせチャプター」、録画済み番組の「ダイジェスト再生」などもサポートしている。USB外付けHDDを接続した場合、「スカパー!HD」を直接録画できる点も“内蔵型ならでは”だ。
さらにスカパー!HDユーザーに多いリピート放送による重複録画を防ぐため、専用の「二度録り回避」アルゴリズムを採用している。これは、「x-おまかせ・まる録」や「番組名予約」の際に利用できるもの。単に同じ番組の二度録りを回避するだけでなく、「例えば第1話を途中から録画し、その後で番組名予約にした場合などは、二度録りを回避しながら第1話のリピート放送だけは録画して全話コレクションを作る」(同社)といったスマートさを併せ持っている。
フラグシップモデル「BDZ-AX2700T」では、画像処理エンジンの「CREAS Pro」が進化した。2D画質関連では、レコーダーに入力される映像信号に対し、圧縮された4:2:0信号から元の色相を推測することで色純度の改善を図った。
また3D関連では、立体感を向上させる「3Dエンハンス」が新しい。これは
Blu-ray 3Dなどの視差情報(フォーカスと奥行き)を解析し、映像の特長と視差分布に適した信号処理を行うというもの。「例えばフォーカスの外れた場所は“遠景”のため、あえて処理はかけない。一方、フォーカスの合った近景に対しては積極的に処理をかけ、質感や立体感の向上を図る」(同社)という。
また映像解析を用いた「自動コントラスト補正」も3Dコンテンツ用に進化。従来は暗部に比重を置いていたが、今回は明部方向にも補正を行うことでコントラストを高め、3Dの立体感を自然な形で引き立てるという。
音質関連の機能にも“フラグシップモデルだけ”の機能がある。独自のバーチャルサラウンド技術「S-FORCEフロントサラウンド3D」を搭載しているため、フロントスピーカーだけで視聴位置から画面方向に向けて音の奥行き感を演出できる。また音像を引き上げ、画面から音ができているように聞こえる「音上げ機能」も用意した。
このほか、バーチャルサラウンド対応のヘッドフォン端子もBDZ-AX2700Tのみが採用する。こちらはソニーが開発した「VPT」(Virtualphones Technology)を搭載。一般的なヘッドフォンやイヤフォンでも7.1chサラウンド再生が楽しめるという。
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