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キンキンに冷えたビールを注ぎ込め! 「これぞ本物! 氷のビアジョッキ」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2011年08月23日 17時21分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 その昔、北海道へスキーに行ったときにイベントで「氷のビアジョッキ」でビールを飲んだことがあるのだが、真冬の屋外でとにかく寒く、味わうどころではなかった。もしこのビアジョッキを真夏に使えれば、きっと極上のビールが飲めるに違いない、と残念に思った記憶がある。

 そんな願いを叶えてくれるグッズが登場した。その名もズバリ「これぞ本物! 氷のビアジョッキ」である。もちろん氷のビアジョッキそのものがクール宅急便で届くわけではなく、家庭の冷凍庫で氷のビアジョッキを作るための製作キットである。

「これぞ本物! 氷のビアジョッキ」のパッケージ。裏側にセット内容が書いてある

 ビール党のワタクシとしては、これはなにがなんでも買わねばなるまい。ビールという飲み物は不思議なもので、入れるコップによって味わいがかなり変わる。あらかじめ冷蔵庫に冷やしてあったグラスとか、冷えが持続する銅製のコップなどで飲むととても美味しくなったりする。ならば究極の“冷え”を実現できる氷のビアジョッキを使えばかなり旨くなるはずだ。

 ということで通販サイトをいろいろ探してみたところ、楽天市場の某店で税込み・送料別で1071円で販売されていたのでさっそく買ってみた。個人的には、1000円前後で氷のビアジョッキがいくつも作れるならばお得だと思う。

製氷容器で作った氷のコップに樹脂製パーツを装着

 届いたパッケージを見ると、「一度は飲んでみたかったぁ〜!!」とか、「まさに氷点下ショック!」といったあおり文句が色々と書いてあり、にわかに期待が高まる。

 セット内容は氷のジョッキを作るための製氷容器とシリコン製のフタ、そして氷のジョッキに持ち手を付けるためのパーツである。持ち手のパーツはジョッキ持ち手・ジョッキリング・ジョッキ底部の3つで、これに氷で作ったジョッキ本体をはめれば完成というわけだ。

 当たり前ではあるが氷のジョッキとは言っても持ち手の部分は樹脂製なので、これなら持っていても冷たくはないし、もちろん氷のように体温で溶けて折れてしまうような心配もない。

 製氷容器を見ると、ビールが入る“くぼみ”の部分が思ったよりも小さい。説明書を見ると、内容量は約100〜130ccとのこと。普通のビアジョッキよりはかなり小さめと言える。ちなみにサイズは氷のコップ部分が直径73×高さ115ミリで、取っ手を付けた状態で横123×高さ135ミリ。取っ手は樹脂なのでとても軽い。

製氷容器はコップの形状になっている(左、中)。シリコン製のフタには穴が空いていた(右)

透明な氷を作るにはタオルを巻いてゆっくり冷凍

 作り方は、まず製氷容器の口一杯まで水道水を注いでシリコン製のフタをかぶせる。このとき一度沸かしたお湯を冷まして使うときれいな氷ができるそうだ。ちなみにミネラルウォーターや浄水器などの水は使用しないように、と書かれている。ミネラル分が多いと氷が白く濁ったり、ヒビ割れになったりする可能性があるという。硬度が高いミネラルウォーターも適さない。

樹脂製パーツは持ち手とリングと底部の3つ(左)。冷凍庫に入れる前に割り箸で気泡を取り除く(右)

 シリコンのフタには真ん中に穴が空いており、水を入れたら製氷容器内に着いた気泡を逃がすため、この穴を指でふさいで上下逆さにゆっくり振る。気泡を取り除くには割り箸などを使う手もあるという。

 あとはフタを上にして、製氷容器をジョッキ底部に乗せてから冷凍庫に入れる。なぜジョッキ底部に乗せるのかは理由が書かれておらず、謎だ。ただ、冷凍室から取り出して氷のコップを底部に乗せるわけだから、底部も一緒に冷やしておくのに超したことはない。

 なお、透明な氷にするためには不純物が押し出されながら凍るようにゆっくりと冷やす必要があり、製氷容器の周りをタオルやエアパッキンなどでくるんでから冷やしたほうが透明度が上がるという。

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