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スカパー!HD&無線AP内蔵の新“AQUOSブルーレイ”写真で解説する(1/2 ページ)

» 2011年08月24日 16時34分 公開
[ITmedia]
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 シャープが8月22日に発表した“AQUOSブルーレイ”は、スカパー!HDチューナーを内蔵した「4波対応のBlu-ray Discレコーダー」(同社)。地上デジタル放送からBS/CS110度デジタル放送、スカパー!HD(CS 124/128)まで合わせ、実に110を超えるチャンネルを受信/録画できる。写真を中心に解説していこう。

最上位モデルの「BD-W2000」

 ラインアップは、内蔵HDDが2Tバイトの「BD-W2000」(14万円前後)、1Tバイトの「BD-W1000」(11万円前後)、500Gバイトの「BD-W500」(9万円前後)。シャープは今年4月に「BD-HDW80」など3機種のWチューナー機を、また5月には「BD-H50」など3機種のシングルチューナー機をリリースしており、今回の新製品はこれらの上位モデルに位置づけている。

 既存モデルのリプレースではなく、「従来機の上に製品ラインを追加する」(同社)形にした背景には、7月のアナログ停波以降、薄型テレビは事前予想通りに需要に一服感が出ているものの、Blu-ray Discレコーダーは堅調に推移していることがある。普及率が27%とまだ低い水準で、ビデオデッキやアナログチューナー搭載レコーダーからの買い替えや買い増しのニーズが顕在化しているという。

 スカパー!HDチューナーを内蔵したのは、市場拡大とともに広がるユーザーニーズの1つとして重視したため。「スカパー!HDには現在89のハイビジョンチャンネルがあり、最新映画からスポーツ、音楽、アニメなど幅広いジャンルを網羅している。また3D専用チャンネルやPPV(ペイ・パー・ビュー)など独自のサービスも展開しており、BDレコーダーの録画対象として最適」(シャープ、AVシステム事業本部商品企画部の伊藤公宜副参事)。

スカパー!のロードマップ。まさに他チャンネル時代

 スカパー!JSATでは、10月1日からBSで新チャンネル「BSスカパー!」をスタートするほか、CS110度の「スカパー!e2」でも新規とCSからの移行を含めて15チャンネルを追加するなど、チャンネル数の拡充を図っている。そして124/128 CS放送の「スカパー!HD」でも、2012年10月にHDで34チャンネル、SDでも51チャンネルを追加。現在のチャンネルと合わせて計178チャンネルとなる。なお、SD画質とはいってもMPEG-4 AVC/H.264を採用し、アスペクト比も16:9になる予定だ。

 「レコーダーにスカパー!HDチューナーが内蔵されたことで、スカパー!e2と同様に受信のハードルが下がった。多くのユーザーが考えるBDへのダビングも同じ。スカパー!ダイレクトが提供するマルチ衛星アンテナ(SP-AM400M)なら1本でスカパー!e2、スカパー!HD、BSデジタルの受信も下がる」(スカパー!JSAT、マーケティング本部ロジスティクスチームの相良正樹マネージャー)。シャープとスカパー!JSATは、年末商戦に向け、共同で販促キャンペーンを実施するという。

とてもシンプルな背面端子、ICカードには注意

 スカパー!HDチューナーをBDレコーダーに内蔵するメリットは、接続・設定の簡素化、そして操作性の向上が挙げられる。地デジやBSと同様、スカパー!HDの録画もレコーダーのリモコン1つで操作でき、なによりユーザーの最終目的地であるBDへのダビングも手間がかからない。予約した番組は地上デジタル放送と同じ「予約リスト」に並び、レコーダー側がもともと持っていた「キーワード自動録画」などの便利機能も利用できる。ただし、同機の場合、スカパー!HDの番組を長時間モードで録画することはできない。

接続性

スカパー!HDチューナーを内蔵したため、リモコンには「地上D」「BS」「CS」と並んで「スカパー!HD」の放送選択ボタンが付いた

予約した番組は地上デジタル放送と同じ「予約リスト」に並ぶ

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