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ビクタークリエイティブメディア、高解像度CDを作成するカッティング技術「HRカッティング」を開発

» 2011年09月09日 13時31分 公開
[ITmedia]

 ビクタークリエイティブメディアは9月8日、ハイレゾリューションマスター音源をCDへダイレクトにカッティングする新技術「HRカッティング」を発表した。同技術を採用したCDの第1弾は9月21日に発売される予定だ。

 通常のCDを作る時には、一度44.1kHz/16bitのDDPマスターを作成する必要があり、音質劣化の原因となっている。対してHRカッティングは、マスタリングスタジオで制作されたハイビット・ハイサンプリングのHRマスター音源から工場でダイレクトカッティングを行う。高解像度CDとしては、K2テクノロジーを駆使した「xrcd」が存在するが、HRカッティングはこれに匹敵する高音質CDを作成できるという。制作されたCDは通常のCDプレーヤーで再生できるほか、SHM-CDとの組み合わせも可能だ。

Photo STEEZ PORTABLE「HRカッティング」と通常カッティングの違い

 HRカッティング採用の高解像度CDとして、9月21日にINORANの「想」、10月12日に新良幸人+サトウユキ子の「浄夜」、10月19日に信政誠の「紅樹 〜nobumako no uta〜」と、テイチクエンタテインメントから3つのタイトルが発売される予定だ。

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