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» 2011年09月28日 21時50分 UPDATE

Wireless HD搭載機も:新駆動技術で“明るい3D”、エプソンが初の3Dプロジェクター (1/2)

エプソンが3D対応の家庭向けプロジェクター4製品を発表。480Hz駆動のD9パネルと新しい駆動技術「Bright 3D Drive」により、クロストークを抑えながら“明るい3D映像”を実現した。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 エプソンは9月28日、ホームシアター向けプロジェクター「dreamio」(ドリーミオ)の新製品として、同社初の3D対応機となる「EH-TW8000W」など2機種4モデルを発表した。いずれも480Hz駆動のD9パネルを採用した3LCD方式プロジェクター。新開発のパネル駆動技術「Bright 3D Drive」と合わせ、クロストークを抑えながら“明るい3D映像”を実現したという。

 ラインアップは、光学レンズシフトなどを備えた上位モデル「EH-TW8000W/TW8000」および“3D対応のスタンダード機”をうたう「EH-TW6000W/TW6000」。末尾に“W”が付くモデルは、「Wireless HD」を標準搭載。同梱のトランスミッターをBDプレーヤーなどと接続すれば、プロジェクター本体に内蔵された受信機との間で非圧縮のワイヤレス伝送が可能になる。

ts_epson012.jpgts_epson013.jpg 「EH-TW8000W」とデモ風景

ts_epson015.jpgts_epson014.jpgts_epson016.jpg 専用3Dメガネは1つ同梱(どうこん)。追加するときはオプションで1個1万円前後になる(左)。ワイヤレスモデルに付属する別体トランスミッターは、1系統のHDMI入力を装備(中)。ワイヤレスのメリット(右)

型番 EH-TW8000W EH-TW8000 EH-TW6000W EH-TW6000
画面解像度 フルHD
液晶パネルサイズ 0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル 0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル
レンズシフト 光学式レンズシフト 電子式台形補正
内蔵スピーカー     10ワット+10ワット
Wireless HD    
2D-3D変換機能  
超解像技術  
本体サイズ 466(幅)×395(奥行き)×140(高さ)ミリ 420(幅)×365(奥行き)×137.3(高さ)ミリ
本体重量 約8.5キロ 約8.3キロ 約6.2キロ 約6キロ
直販価格(※) 32万9980円 29万9980円 22万9980円 19万9980円
発売日 11月25日 11月10日 10月27日
価格はオープンプライス

 明るい3D映像は、液晶シャッターのブラックアウトタイムを短縮することで実現した。フレームシーケンシャル方式の3Dプロジェクターでは、右目用のフレームから左目用のフレームに書き換える際に左右の画が混ざる時間が存在し、これが目にはいるとクロストーク(2重像)になって見えてしまう。このため、書き換え時には3Dメガネの液晶シャッターを閉じる仕組みになっているが、閉じている時間が長いと目に入る光量が減り、画面が暗くなってしまう。

 「明るさを優先するとクロストークが発生し、クロストークの抑制を優先すると暗くなるというジレンマを抱えてしまう。とくに映画は暗いシーンが多く、3D表示の明るさ確保は重要だ」(エプソン)。

ts_epson01.jpgts_epson02.jpg 明るい光学エンジンとD9パネルでクロストークを抑えつつ明るい3D映像を実現

 このためエプソンでは、D9パネルと新しい駆動技術で480Hz駆動を実現。同じフレームを4回ずつ書き換えることで、1回の書き換えにかかる時間(=液晶シャッターを閉じる時間)を短縮。あわせて光源ランプ(230ワットUHEランプ)を含む光学エンジンも強化し、クロストークを抑えながら明るい画面を実現したという(→エプソン、480Hz駆動のプロジェクター向け液晶パネルを量産出荷)。

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