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» 2011年10月19日 22時28分 UPDATE

まるっと8ch:10万円の全録マシン、バッファロー「DVR-Z8」登場

バッファローは、地上デジタル放送の最大8局を常時録画する“全録”レコーダー「DVR-Z8」を発表した。タイムシフト視聴しながらザッピングもできるユニークな機能を備えた。

[ITmedia]

 バッファローは10月19日、地上デジタル放送の最大8局を常時録画する“全録”レコーダー「DVR-Z8」を発表した。価格はオープンプライスで、店頭では10万円前後になる見込み。12月中旬に発売する。

ts_buffalozenroku01.jpgts_buffalozenroku02.jpg 「DVR-Z8」

 愛称は「ゼン録」。幅43センチのAV機器として標準的なサイズだが、Blu-ray Discドライブなどは搭載せず、代わりにフロントパネルに8つの青色LEDを備えている。全録で録画しているチャンネルの数により、点灯するLEDの数が変わる仕組みだ。

 内蔵HDDは2Tバイトで、このうち1.7Tバイトを全録のキャッシュ用に、残りの300Gバイトを通常予約および保存用の領域としている。全録では対象となるチャンネルを1〜8局、録画モードを3種類から選択できる。平均ビットレートが約8Mbpsの「高画質」、約4Mbpsの「標準画質」、約2Mbpsの「低画質」があり、例えば8チャンネルを高画質モードで全録する場合は2日分、低画質モードなら8日分(約1536時間)をまるまるキャッシュできる計算になる。

録画チャンネル数 高画質(約8Mbps) 標準画質(約4Mbps) 低画質(約2Mbps)
8 2日 4日 8日
7 2.2日 4.5日 9日
6 2.6日 5日 10日
5 3日 6日 12日
4 4日 8日 16日
3 5日 10日 21日
2 8日 16日 32日
1 16日 32日 64日
ts_buffalozenroku07.jpgts_buffalozenroku08.jpgts_buffalozenroku09.jpg 「まるっと全録」の設定画面。録画モードを変更すると何日分キャッシュできるか表示してくれる(右)

 再生時は、過去番組表から目的の番組を選択するだけでいい。また録画番組の一覧画面から選ぶことも可能。画面上部のタブで「ドラマ」「バラエティー」など17の番組ジャンルで分類されている。もちろん再生中は早送り/早戻し、一時停止などの操作が可能だ。

ts_buffalozenroku03.jpgts_buffalozenroku04.jpg 過去番組表と通常の番組表を合わせ、2週間ぶんの番組表をシームレスに利用できる。全録で録画した時間帯は、個々の番組に青い「録画」マークが付いている(左)。録画済み番組を選択すると、簡単な番組情報が表示される。保存しておきたい番組のダビングもここから行える(右)

 ユニークなのは、「あたかも今放送されているかのように、過去の番組をチャンネルを変えながら視聴できる」(同社)ということ。全録でキャッシュした番組を見ているとき、リモコンのチャンネル上下ボタンやテンキー(ダイレクト選局)でチャンネルを変えると、それまで見ていた番組と同時間帯の裏番組が再生される。例えば、深夜に帰宅しても、ゴールデンタイムの番組をザッピング視聴できる。

ts_buffalozenroku010.jpgts_buffalozenroku05.jpgts_buffalozenroku06.jpg リモコンは開発中のもの。「ズーム」と表示されているボタンが「タイムシフト」になる予定だ(左)。再生中にチャンネルを変更すると…点(中)、同時間帯の裏番組が再生される。画面右上の「タイムシフト」表記でそれが録画であることが分かる。また現在時刻を同時に表示するように配慮した(右)

 キャッシュした番組は、HDD容量が足りなくなると古い順に消去されていくため(全録中止も選択可能)、残したい番組があったら300Gバイトの通常録画領域もしくはUSB外付けHDDにダビングする必要がある。同時に接続できる外付けHDDは1台のみ。

 また全録と並行して300GバイトのHDD領域に通常の予約録画も可能だ。ただし、通常録画も地上デジタル放送のみが対象となり、録画モードは放送波をそのまま記録するDRモードに限定される。

ts_buffalozenroku011.jpgts_buffalozenroku012.jpg 背面端子はHDMI出力とコンポジットのみ。LAN端子はファームウェアアップデートなどに使用する

 マニア向けのイメージが強い全録レコーダーだが、バッファローでは録画予約の作業を省く「予約不要、見逃しゼロ」をキーワードに訴求していく考え。同社デジタルホーム事業部の石井希典事業部長は、「VHSの時代から録画予約は難解な作業だった。全録は究極の予約。時間的な制約を受けず、もっとテレビを楽しめる」と話している。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。なお、バッファローは同日、3波対応デジタルチューナーを2つ搭載した2番組同時録画対応のスタンダードHDDレコーダー「DVR-W1」(1Tバイト)、シンプルな3波対応HDDレコーダー「DVR-S1C」(500Gバイト)も同時にリリースしている(→テレビの新しい視聴スタイルを提案――バッファロー、HDDレコーダー3機種を発表

ts_buffalozenroku013.jpgts_buffalozenroku014.jpg 「DVR-W1」(左)と「DVR-S1C」(右)。DVR-S1Cはホワイトが標準で、着せ替えパネルは参考展示となっていた

型番 DVR-Z8
チューナー 地上デジタル×8(全録用)+1(通常録画用)
HDD容量 2Tバイト(うち通常録画用に300Gバイト割り当て)
USB外付けHDD対応 ○(同時接続は1台、2Tバイトまで)
インタフェース HDMI×1、USB×1、LAN、アンテナ入力
消費電力 31ワット
外形寸法 430(幅)×220(奥行き)×50(高さ)ミリ
価格 オープン(10万円前後)
発売時期 12月中旬

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