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「REGZA Tablet」のAV機器連携を試す(3/3 ページ)

» 2011年11月22日 16時34分 公開
[ITmedia]
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タブレットをDLNAクライアントにする「RZプレーヤー」

 「RZプレーヤー」は、DLNA/DTCP-IPを利用して、同社製レコーダーやテレビで録画した番組をネットワーク経由で再生できるというもの。REGZA TabletがDLNAのDMP(プレーヤー)になる。リビングルームのチャンネル争いに敗れたときはもちろん、キッチンにタブレットを持ち込み、録画しておいた料理番組を見ながら料理するといった用途が想定されている。なお、REGZA Phone「IS11T」などにプリインストールされている「DiXiM Player」でも同じことができるが、タブレット端末ではRZライブ同様、画面解像度や処理能力に合わせて映像配信が行える。

RZプレーヤーの場合、上記のレコーダー4機種に加え、REGZAのX3/ZP3/Z3シリーズの各モデルもサーバになる

「RZプレーヤー」。RZランキングやタグリストシェアも活用できる

 また、録画番組を見ながらTwitterクライアントでつぶやいてみたり、タグリストシェアを活用して効率良く視聴するといった機能も装備。例えば音楽番組のタグリストをダウンロードすれば、お目当てのアーティストが登場するシーンが容易に見つかるだろう。

 RZプレーヤーで少し残念なのは、レグザサーバーと組み合わせたとき、タイムシフトマシンの録画キャッシュ(全録は一時キャッシュという位置づけ)を直接ネットワーク再生できないという点だろう。もちろん、キャッシュ領域から通常録画領域にダビングすればネットワーク再生も可能になるが、その場合はあらかじめテレビ画面でダビング操作をしておく必要がある。できれば“タブレットの画面にも“過去番組表”を表示して、そのまま再生”といきたいところだ。

録画番組を持ち出せ「RZポーター」

 もう1つのアプリ「RZポーター」は、レコーダーの録画番組をタブレットにダビングし、外出先などで視聴できるというもの。2012年1月下旬に配布予定のため今回は試用できなかったが、録画番組に関係するツィートを検索したり、タグリストシェアで頭出し情報を取り込む機能も用意している。

 RZポーターの良いところは、指定した録画番組を無線LAN経由で手軽にダビングできることだろう。複数の番組を一括指定すれば、一気にダビングできるという。ただ、RZプレーヤーと同様、レグザサーバーのキャッシュ領域にある番組をそのままダビングすることはできず、いったん通常録画用の領域に保存する必要がある。

 また、ダビングするとダビング10のコピー回数が1回減り、録画機に戻すことはできない点にも注意。有料放送のコピーワンス番組はムーブ扱いとなり、タブレットにダビングするとレコーダー内のフルHD録画ファイルが失われてしまう。持ち出し用と保存用を確保したいときは、リピート放送なども活用も併せて考えたいところだ。

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