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あの電子ブロックがミニチュアに! 「大人の科学マガジン Vol.32 電子ブロックmini」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/3 ページ)

» 2012年01月06日 18時44分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 トランジスタやダイオード、抵抗、コンデンサーなどの部品が入った小さなブロックを組み替えるだけで、ラジオやモールス信号発信機、うそ発見器などさまざまな機器に早変わりする「電子ブロック」。1976年に登場した「EXシリーズ」が火付け役となり、当時、電子工作に興味のある子どもたちにブームが起きた。筆者も誕生日プレゼントで買ってもらったことがあったが、そのときの興奮は今でも忘れられない。

 一度は生産が打ち切られたものの、2002年に学研から「EX-150 復刻版」が登場。そして今回、「大人の科学マガジン」の付録としてミニチュア版が発売されることになった。48個のブロックが入るEX-150に比べると、こちらは25個と少なく、本体のサイズも半分以下だが、EX-150と似たデザインでこれまた実にカッコいい。まるで電子ブロックの“モバイル版”みたいだ。

「大人の科学マガジン Vol.32 電子ブロックmini」(左)。「電子ブロックmini」と「EX-150」のサイズを比較してみた(右)

 実はこれに先だって学研は2010年12月に電子ブロックをシミュレーションできるiPhoneアプリ「学研電子ブロック for iPhone」、2011年3月にiPadアプリ「学研電子ブロック for iPad」をリリースしている。アプリはアプリなりの面白さもあるのだが、やはり実物のアナログ感は格別だ。というわけですぐさま書店で購入してしまった。

回路集を収録した冊子。中には電子ブロックの歴史や回路集(50回路)が載っている

 価格は3990円。従来の「大人の科学マガジン」と同様、分厚い箱が付いた雑誌である。雑誌は箱からきれいに取り外せるようになっていて、中には電子ブロックの歴史や回路集が載っている。

 付録の箱には「電子ブロックmini」の完成品が入っているわけではなく、筐体や基板、ボリュームなどがバラバラの状態で入っている。つまりブロックの組み立て遊びを始める前に、ユーザーが説明書を見ながらキットを組み立てる必要があるのだ。

電子ブロックの歴史。やはりEXシリーズがブームの頂点だったようだ(左)。電子ブロックminiを箱から出したところ。組み立てが必要だ(右)

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