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歩いて歩いて日本地図を作ろう! 万歩計「新・平成の伊能忠敬」橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)

» 2012年02月09日 12時53分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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1日の歩数に対してタダタカが評価

 初期設定が終わると通常画面に切り替わる。万歩計の画面は右横の「測量」ボタンを押すたびに切り替わる。最初に表示されるのは、「タダタカ評価画面」と呼ばれるもので、これは1日の歩数に対して伊能忠敬が評価してくれる画面だ。

 0〜2999歩の場合は怒った顔で「ドリョクセヨ」、5999歩までは渋い顔で「コレカラダ」、7999歩までは普通の顔で「ガンバレ」、9999歩までは笑顔で「ヨシヨシ」、10000歩以上歩くとウインクとともに「ヨクヤッタ!」という評価が下される。また、伊能忠敬の顔の横には、1日10000歩を100%としてバーグラフも表示される。また、毎偶数正時になると、「イッキュウ」や「コウモンサマ」「ムサシ」「ジロキチ」といったユニークなキャラクターが応援に表れる。

歩くのをサボると怒られる(左)。1万歩以上歩くと「ヨクヤッタ!」が表示(右)

 ちなみにサウンドをON設定にしている場合は、1万歩に到達するとメロディが流れる仕掛けになっている。また、1万歩を達成してからさらに歩くと、伊能忠敬がもっとほめてくれるかもしれないとのことで、シークレット画面も隠されているようだ。

 「タダタカ評価画面」の次の画面は、この万歩計の最大の特長である「日本地図作成画面」。歩くことで日本地図ができあがる仕組みになっていて、日本地図作成の完成度が%で表示されるほか、周回数も表示される。

 次の画面は「都道府県画面」で、現在歩いている都道府県と、次の都道府県までの距離が表示される。距離ではなく、「1日1都道府県」という目標で歩くのも面白いかもしれない。

千葉到着!実際に歩いているのは台東区だけど……(左)。歩数を重ねていくにつれて海岸線が描かれていく(右)

 このほか、今日の歩数や使用開始からの累計歩数を確認できる「歩数画面」や、今日の歩行距離や累計距離を見られる「歩行距離画面」、歩いた時間を確認できる「歩行時間画面」、消費カロリーや体脂肪燃焼量が表示される「カロリー画面」、カレンダー画面と、全部で8画面が用意されている。メニュー画面はかなり豊富で、歩行中にどの画面にすればいいのか迷ってしまうほどだ。

盛りだくさんの演出でモチベーションを維持

 実際に付けて歩いてみると、「チバトウチャクジャ」などと県境に到着するたびに表示されるので実に楽しい。サウンドONにしておくとメロディーも流れる。歩くにつれて次第に日本列島の海岸線が描かれていくのを見ると、歩いた距離がそのまま成果につながる感じでやりがいがある。

 「タダタカ評価画面」も、サボってしまったときとがんばったときとでイラストの表情が異なるので、これが意外とモチベーションにつながる。

都道府県画面(左)。2秒おきに次の都道府県までの距離を表示(中)。歩数画面(右)

 また、この製品には実際の距離で日本一周する「実距離モード」に加えて、19044.18キロメートルを50倍の速さで進める「高速モード」も搭載されており、これを選ぶと歩行距離の少ない人でも実距離に比べてかなり速く日本一周を達成できる。なかなか進まずもどかしさを感じる人はこのモードを使うといいだろう。

 省電力機能も搭載されており、5分間ボタン操作および歩行がない場合は2分間、「キュウケイチュウ」の画面が表示されて、さらに2分間ボタン操作がないと省電力モードになるので安心だ。

 なお、この万歩計のセンサーは三次元加速度センサーを採用しており、ポケットやバッグの中に入れても向きを気にせずに使用可能とのこと。表示画面も豊富で測量をテーマにした演出もなかなか楽しい。これならウォーキングへのモチベーションを長期間、保つことができるのではないだろうか。地図が好きなウォーカーは要チェックだ。

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