ITmedia NEWS >

ブロックをならべて英語力を試す! タカラトミー「ボグルフラッシュ」(2/2 ページ)

» 2012年02月17日 13時02分 公開
[橘十徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

用意されているゲームは3種類

 メニューの「1」は「ボグル」というゲームで、制限時間内で3、4、5文字の単語をできるだけ多く見つけるというルールだ。各ブロックのディスプレイに文字が表示されるので、ブロックをすばやく並べ替えて単語を作っていく。

横一列に並べるとメニューを表示(左)。単語を作成するとブロックが光る(右)

 正しい英単語を作るとピッと音がしてディスプレイが光る。1度作った単語をもう1回作った場合には、音だけ鳴ってディスプレイ表示は変わらない。制限時間は説明書に記載されていないが、実測で約1分15秒。なお、5文字で単語を作ると、ボーナスタイムとして制限時間に5秒間追加される。

 制限時間が近づくとピーッという警告音が鳴り始めて、時計マークが表示されるとゲーム終了。再び最初のように横一列に5個並べると、作った単語の数と、提示されたアルファベットの組み合わせで最大いくつの単語を作成可能だったのかが表示される。

 メニューの「2」は「ボグル5」というゲームで、表示されたブロックの文字を使って5文字の単語を作るとクリアとなり、次の新しい5文字が表示される。制限時間が来るまでできるだけ多くの単語を作るゲームだ。

「ボグル」と「ボグル5」はいずれも1人用のゲームだが、メニュー「3」の「ボグルパス」は複数人でも遊べるゲーム。ブロックに表示された5文字を使って順番に単語を作っていき、制限時間内に単語を作れなかった人は脱落していく。最後まで残った人が勝者だ。

 1人のプレーヤーが単語を作るのに成功すると「NEXT」の文字が表示されるので、次のプレイヤーにブロックを渡す。制限時間に作れなかった場合は「OUT」と表示されて、その文字でできる正しい単語が表示される。

終わったあとは獲得スコアを表示(左)。最大何個の組み合わせが可能だったのかを表示している(右)

 もっとも手軽に楽しめるのは、3文字や4文字の単語でもスコアを獲得できる「ボグル」だが、表示されるアルファベットの組み合わせによってはけっこう難易度が高く、1個しか作れないまま時間切れになってしまうことも何度かあった。しかし何度かやっているうちに、ときどきかなり多くのスコアを獲得できるときもあり、そんなときはものすごくうれしい。とにかくこのゲーム、夢中でブロックを動かしていくうちにたちまち時間が過ぎる。

4個の組み合わせで遊ぶことも可能

 英単語の習得という意味では、問題のあとに正解が表示される「ボグルパス」が一番効果的かもしれないが、いずれにしても単語だけで日本語の意味は表示されないので、本気で学習に役立てようと思うなら辞書を片手に取り組む必要がありそうだ。


メニュー1の「ボグル」に挑戦中。かなり苦戦してます

 ちなみにこのゲームはブロック5個ではなく4個の組み合わせで遊ぶことも可能で、その場合は最初に4個を並べる。4個の場合でも3種類のゲーム内容は変わらないが、制限時間が短くなる。4個の組み合わせのほうが難易度は下がるので、語彙(ごい)に乏しい人は4個から始めたほうが楽しめるかもしれない。

 1つ思ったのは、このゲームは英単語の語彙力が高ければ高いほど楽しめそうだということ。ワタクシのような中途半端な語彙力だといまひとつスコアが伸びないので、好成績を残すにはもっと英単語学習に励む必要がある。そういう意味では英語学習のモチベーションを高めるのに有効なオモチャだと思う。

 逆に言うと、知っている単語が少ない場合、例えば英語を習いたての幼児などに与えても、あまり楽しめないかもしれない。購入にあたってはこの点にぜひ注意していただきたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.