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» 2012年02月27日 15時19分 UPDATE

野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review:セットで手に入れたいスタイリッシュなデザイン、オーラデザイン「vivid/vita」 (1/2)

オーラデザイン(Aura Design)のプリメインアンプ「vita」とCDプレーヤー「vivid」を見て、驚いた人も少なからずいるはずだ。そう、この2製品は、多くのオーディオファンを魅了してきたオリジナルシリーズのデザインを踏襲しているのだ。

[野村ケンジ,ITmedia]

懐かしのフルサイズモデルが復活!

 オーラデザイン(Aura Design)から、幅430ミリ×高さ64ミリというフルサイズの薄型ボディーを持つ、プリメインアンプ「vita」とCDプレーヤー「vivid」が発売された。

 その外観を見て、「おおっ!」と驚いた人も少なからずいることだろう。そう、今回新登場した「vivid」と「vita」は、1989年にデビューしたファーストモデル「VA-40」以来、多くのオーディオファンを魅了してきたオリジナルシリーズのデザインを、ほぼそのまま踏襲しているのだ。

ts_aura01.jpgts_aura02.jpg CDプレーヤー「vivid」(左)とプリメインアンプ「vita」(右)。価格は、いずれも12万6000円

 当時、このスタイリッシュなこのスタイリッシュなステンレス磨き(初期のものはクローム仕上げだった)のフロントパネルに惚れて、思わず購入してしまった人もかなりいたはずだ。恥ずかしながら筆者もそんなひとりで、たまたま格安で売られていた「VA-50」を購入、意味もなく目立つところにおき、毎日眺めては楽しんだものだ。さらに、実際のサウンドが外観以上に魅力的だった。

 ヴォーカルが生き生きとしていて、それでいて演奏に堅苦しさのないナチュラルサウンドは、音楽がいかに躍動的か、歌声がいかに人を感動させるものかを強く印象付けてくれた。アンプ次第で音が変わる、ということを実感したのもこの製品が初めて。我ながら、本格オーディオの第一歩としては、(偶然ながら)なかなか理想的な製品を選んだものだと思う。

 そのように、個人的にもかなりの思い込みがあるオリジナルオーラが、今回嬉しくも復活してくれたのだ。これが気にならないわけがない。ということで、さっそく試聴機を借用し、3週間ほど聴き込ませてもらうことにした。

サウンドもオリジナルにこだわった「vita」

 さっそく感想を、と行きたいところではあるが、同時デビューした2製品を一度に紹介することもあって、まずはそれぞれの詳細について書かせてもらおう。

 そのひとつ「vita」は、50ワット×2(8オーム)の出力を持つ、ステレオプリメインアンプ。アナログ入力としてはRCAを2系統、フォノ(MM)、XLRを持ち、「vivid」とはXLRによるバランス接続が可能となっている。また、イマドキの製品らしくUSBのデジタル入力も用意されており、48kHz/16bitまでの対応(96kHz/24bitなどのハイレゾ音源には対応していない)ながらも、手軽にPCオーディオをスタートすることが可能だ。

ts_aura03.jpgts_aura04.jpg 「vivid」は同軸2系統/光デジタル1系統の入力を用意。192kHz/24bit対応のDACとして活用できる(左)。「vita」の背面。アナログ入力はRCA2系統、フォノ(MM)、XLRを用意。USBのデジタル入力も用意され、こちらは48kHz/16ビットまでの対応となる(右)

 外観は、磨き上げられたステンレスのフロントパネルやツヤ消しブラックのボディー、同じくツヤ消しブラックのボリュームやセレクター、ヘッドフォン端子など、VA40から続くオリジナルモデルのテイストはそのまま継承されている。ただし、入力ソースなどが表示されるレッドカラーのディスプレイや曲送りボタンなど、機能の追加に合わせて多少のカスタマイズが施されている。それがかえって、ネオクラッシック的なデザインを強調することになっているのが興味深い。

 その内部は、外観以上に“オリジナル”に対してのこだわりを持つ。パワーICはシングルプッシュブル(という増幅形式)のHITACHI製MOS-FET「J162/K1058」を、 ボリュームにはCIRRUS LOGIC製「CS3310」をチョイス。基盤もオリジナルと同じレイアウトを採用するなど、どうやってオリジナルオーラのサウンドを復活させるか、相当腐心した様子がうかがえる。ちなみに、パーツの内容から察するに、「VA-80」あたりを基準とした可能性が高い。

 なお、USB DAC機能のほか、先のモデルでは単体で用意されていたFMチューナーが内蔵されたことも、現代版ならではの追加機能といえるだろう。

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