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新生活を彩るiPodオーディオ、ヤマハ「PDX-13/TSX-112」をチェックiPhone/iPodにプラス!(1/4 ページ)

» 2012年03月16日 15時51分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
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 3月といえば引っ越しシーズン。進学や就職、転勤などで新しい環境に移る人も多いことと思います。新しい環境に移る人はもう準備に忙しい時期かもしれませんが、たまにはちょっと手を休め、新生活を楽しくしてくれるデジタル機器を物色してみるのはいかが? 今回は、新しい部屋に合わせて選べるデザインと色、そして音にもこだわった製品の例として、ヤマハのiPodオーディオを紹介しましょう。

ヤマハの「PDX-13」。価格はオープンプライスで、店頭では1万円前後で販売されている

 iPodオーディオといえば、iPhoneやiPodをドックコネクターにドッキングするだけでスピーカーから音が出せる便利なアイテム。かつてのラジカセやミニコンポに代わり、最近の売れ筋商品になっています。コンポのような配線作業がいらない一体型ボディーを採用したものが多く、最近ではカラーバリエーションをそろえたものも少なくありません。新しい部屋のインテリアに合わせて選べることも見逃せない要素です。

 中でもヤマハの「PDX-13」は、設置性とインテリア性の両面で優れている製品といえます。基本的にはベッドサイドに置くことを想定した目覚まし機能付きのiPodオーディオで、サイズは、160(幅)×99(高さ)×125(奥行き)ミリ。フットプリントが小さいため、ベッドの脇にちょっとしたスペースがあれば設置できます。

 デザインは、レトロモダンと表現していいのか、角を落として“コロン”としたかわいいスタイル。フロントパネルには大きめのダイヤルと存在感たっぷりのスピーカー(8センチ径フルレンジ)があり、どちらも丸いために全体的にはやはり“コロン”とした印象です。男性の部屋に似合うのはもちろん、女子の琴線に触れる要素も確実に持っています。

 PDX-13には、ダークレッド、ベージュ、グリーンというカラーバリエーションがあり、今回お借りしたのはグリーン。鮮やかさとシックさを兼ね備えた緑色で、和のテイストさえ感じるカラーリングです。近づいてみると、表面は少し凸凹していて、見る角度や光の具合によって黄色に見えたり、濃い緑に見えたり……しかもマット調に見えるのにツヤも感じるという、とても不思議な高級感を持っていました。実はこれ、粉体塗装と呼ばれる独特の表面処理によるもの。インテリアの一部になる製品だけに、ディティールもこだわって作られていることが分かります。

マット調に見えるのにツヤも感じるグリーン。粉体塗装と呼ばれる独特の表面処理によるものだ

 時計表示は大きめで、暖かみのあるオレンジ色。なんだかとても懐かしい印象を受けました。担当編集者にこの話をしたところ、デジタル表示の時計がでてきた頃は、このようなオレンジ色の大きな表示が多かったそうです。腕時計にあるような“デジアナ”(デジタル+アナログの融合)風で、おしゃれなイメージです。

 さっそく、上部のドックにiPhoneをセッティングして、音楽を再生してみます。すると“サイズに似合わない”というフレーズ通りの音に少し驚かされました。とくに低音はフルレンジ1基とは思えない豊かさで、バスレフ方式の効果を改めて感じさせます。当然ながらiPhoneの内蔵スピーカーやノートPC(のスピーカー)とは雲泥の差。これまで、面倒だからといってオーディオ機器にiPhoneをつなぐことは少なかったのですが、お気に入りの曲を内蔵スピーカーで聞いているのは“もったいない”と改めて思いました。

上面にiPodドックと操作部が並ぶ

 また「PDX-13」には音量に応じて音質を補正してくれるという便利な機能があります。ベッドサイドでボリュームを下げて聴く場合でもボーカルが聞こえにくくなったりはせず、良好なサウンドが楽しめます。カードサイズのリモコンでiPhoneの基本的な操作ができるのも快適。ドックスピーカーを使用する場合、Bluetooth(ワイヤレス)スピーカーと違ってiPhoneそのものは手元にありませんから、リモコンは必須といえるでしょう。

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