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パナソニック、「2012 NABショー」の展示概要を発表二眼式3Dカメラも

» 2012年04月16日 22時24分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは、4月16日〜19日にかけて米国ラスベガスで開催される全米放送機器展「2012 NABショー(National Association of Broadcasters)」の展示内容を発表した。

Photo 「AVC-ULTRA」にアップグレード対応が可能なカメラレコーダー「AG-HPX600」(参考出展)

 まず放送・業務用映像制作機器・システムでは、放送用半導体メモリ収録システム「P2HD」シリーズなど次世代製品を出展。第30回オリンピック競技大会でも使われる予定の放送用一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DP1G」の展示に加え、放送・業務用ビデオコーデックの新体系「AVC-ULTRA」に関しては「AVC-Intra class4:4:4」のサンプル映像を上映するという。

 さらに「AVC-ULTRA」にアップグレード対応が可能なカメラレコーダー「AG-HPX600」の参考出展、P2カム「AJ-HPX3100」のワイヤレス接続による「AVC-Proxy」映像のストリーミングデモ、P2ハンドヘルド「AG-HPX250」用にはFocusプロキシレコーダー「FS-P250」の展示なども行う。

Photo 「microP2カード」(32Gバイト/64Gバイト)

 P2HDシリーズで用いる新放送用半導体記録メディアとしては、「AVC-Intra class200」の高速リード・ライトが可能な「microP2カード」(32Gバイト/64Gバイト)を開発。こちらは既存のP2機器で使用するための「microP2カードアダプター」も合わせて、2013年春の商品化を予定しているという。

Photo メモリーカード・カメラレコーダー「AG-AC160A」

 業務用AVCHDカメラレコーダー“”AVCCAM”シリーズでは、4/3型イメージセンサー搭載のHDカメラレコーダー「AG-AF105」が1080/60p、50pで記録可能な「AVCHD Progressive」規格に対応。また、AVCCAMシリーズの新製品としてメモリーカード・カメラレコーダー「AG-AC160A」と「AG-AC130A」を5月より発売するという。

Photo 放送・業務用LCDビデオモニターのハイパフォーマンスモデル「LH」シリーズ21.5型「BT-LH2170」

「システムカメラ・ライブスイッチャー」については、マルチフォーマットカメラ「AK-HC3500」、IPコントロール対応のインテグレーテッドHDカメラ「AW-HE120W/K」、本体とパネルが一体化したコンパクトなライブスイッチャー「AV-HS410」をシステム連携で展示。放送業務用モニター関連では、LEDバックライトを備えた放送・業務用LCDビデオモニターのスタンダードモデル「L」シリーズの21.5型「BT-L2150」と15.4型「BT-L1500」を展示する。さらに3次元ルックアップテーブルを備えたハイパフォーマンスモデル「LH」シリーズには21.5型「BT-LH2170」と18.5型「BT-LH1850」が加わった。

 また、P2HDシリーズのメモリーカード・ポータブルレコーダー「P2モバイル AJ-HPM200」と、メモリーカード・レコーダー「P2デッキ AJ-HPD2500」の機能アップグレードを4月末より無償で実施することを発表。これにより、「RS-422」を介してVDCP(Video Disk Control Protocol)コマンドでの制御が可能になる。また両製品にP2カードを装着し、ギガビットイーサネットを介して外部のPCやサーバからコンテンツを書き込むこともできるようになる。

 なお、同社ブース中央部シアターでは新製品群のプレゼンテーションを上演するほか、今年のInternational CESで展示した20型4K2K解像度のIPSα液晶パネルも展示する予定だという。

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