専用アプリはネットサービスの「LG Smart World」から入手可能。日本向けに約250種をそろえた。同社は、先にスマートテレビを投入した地域でアプリのSDK(開発者向けキット)を配布するなどして拡充を図っており、今後も新しいアプリが続々と登場するという。
VODでは、YouTubeはもちろん、「Hulu」や「T's TV」「アクトビラ」「TSUTAYA TV」「U-NEXT」など日本市場でメジャーなサービスをそろえた。また約300タイトルの3D映像を視聴できる「3D WORLD」、アニメ配信の「ムービースクエア」、K-POP映像の「K-POP ZONE」など、LG独自のサービスも多く用意している。これらのコンテンツは、任意のキーワードで横断的に検索できるという。
一方、国内メーカー製テレビの多くが対応しているスマートフォン/タブレット連携に関する機能は搭載していない。「今回はMHLによる画面伝送を可能にした。スマートフォン/タブレットによるコントロールやスクリーンシェアなどについては、今後アップデートも含めて検討していく」(土屋氏)。
3年前に日本市場に参入した同社は、「5年後にシェア5%」という中期目標を掲げ、今年は2.5%を目指して「順調に推移している」(同社マーケティング統括の李起旭常務)。「日本でのブランド構築について、当初はかなり心配していた。販売店の店頭で『LGって何?』という人もいたが、最近はいない。最初から商品説明ができるようになった」。
今回の新製品では、初期の薄型テレビを購入した人たちの買い替え需要が中心になると見込み、スマートテレビの機能に加えて「シネマスクリーン」デザインを訴求する構え。フレームを極細にしたスリムデザインにより、初期の薄型テレビと同じスペースに“プラス10インチ以上”の大画面が置けるという。また、「この3年で磨いてきた“日本基準での高画質”も訴求していきたい」(李氏)。
一方、年初のInternational CESで披露した55V型の有機ELテレビや80V型の4K2Kテレビについては、「グローバル戦略の枠組みの中で展開するもの。本社と協業しながら検討していく」とするにとどめた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR