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» 2012年05月29日 14時21分 UPDATE

「もっとTV」対応:パナソニック、パネルも強化したスマートビエラ第2弾を発表

パナソニックは、薄型テレビ“スマートビエラ”の第2弾3シリーズ計7機種を6月下旬から順次発売する。プラズマ、液晶ともに新パネルを採用。「ビエラ最高画質モデル」(同社)もラインアップした。

[ITmedia]

 パナソニックは5月29日、薄型テレビ“スマートビエラ”の第2弾として、3シリーズ計7機種を発表した。プラズマパネル搭載の「ZT5シリーズ」、液晶パネル採用の大画面モデル「WT5シリーズ」、およびパーソナルサイズの液晶テレビ「X50シリーズ」をラインアップ。6月下旬から順次発売する。

ts_smaviera07.jpg ZT5シリーズは65V型と50V型の2サイズ。画面全体を覆う一枚ガラスとメタルデザインで一体感を演出した。新たにタッチパッドリモコンが付属する

シリーズ名 ZT5シリーズ WT5シリーズ X50シリーズ
型番 TH-P65ZT5 TH-P50ZT5 TH-L55WT5 TH-L47WT5 TH-L32X50 TH-L23X50 TH-L19X50
画面サイズ 65V型 50V型 55V型 47V型 32V型 23V型 19V型
パネル種別 プラズマ 液晶
価格 オープンプライス
発売日 6月下旬

新パネル搭載のプラズマ最上位モデル

 ZT5シリーズは、新開発の「フル・ブラックパネルIII プラス」を搭載した「ビエラ最高画質モデル」(同社)だ。プラズマは放電回数で明るさを制御しているが、新パネルでは放電1回あたりの明るさを従来(VT3シリーズ)の1/4まで抑え、微妙な明るさの違いを表現する(シネマプロモード時)。つまり階調表現力が約4倍になっている。さらに明るいシーンのピーク輝度も向上。同一画面内のネイティブコントラストは550万:1にまで向上したという。

ts_smaviera01.jpg 「フル・ブラックパネルIII プラス」の概要

 併せて、「低反射ディープブラックフィルターIII」によりコントラスト特性を改善。明所コントラストを従来比約1.3倍に向上させている。「落ち着いた照度空間だけでなく、明るい環境でも外光の映り込みを抑え、引き締まった“黒”と色鮮やかな映像が冴える」(同社)。

 また新開発の「ピュアイメージクリエーション」は、絵柄の斜め線や映像圧縮ブロックの境界を高い精度で検出し、それぞれに効果的な超解像処理やノイズリダクションを加える。さらにディーガシリーズと組み合わせた場合、クロマアップサンプリングで補完した色解像度(YUV4:4:4)を生かす映像表示が可能。パナソニックハリウッド研究所の技術を生かした映像処理「ハリウッドカラーリマスター」とあわせ、オリジナルに迫る色豊かで色解像度の高い映像を楽しめるという。

 3D表示もサポート。新たにフルHD 3Dグラス・イニシアチブ規格に準拠したBluetooth対応アクティブシャッター方式とした。従来の赤外線方式より設置が容易で、また視聴中も同期信号が外れにくくなるなどユーザビリティーが向上している。もちろん2D-3D変換機能や「3D奥行きコントローラー」などは従来機から継承している。

 ネットワーク関連機能では、まず無線LANユニットを内蔵。家庭内に無線LAN環境がなくても、「シンプルWi-Fi」搭載のディーガとワイヤレス接続し、プレーヤー機能(DLNAのDMP)を使って別の部屋で録画番組やリアルタイム放送を視聴できる。またテレビにも、「お部屋ジャンプリンクサーバー」(DMS)を搭載しており、USB外付けHDDに録画した番組やリアルタイム放送の転送も可能になっている。

 春モデルで採用した「もっとTV」や「ビエラ・コネクト」をサポート。VODによる見逃し視聴やテレビへのアプリ追加に対応する。またスマートフォン用アプリ「ビエラリモート2.0」を使えば、無線LANを介してスマートフォン内のコンテンツをテレビに転送できるなど、スマホ連携機能を充実させている(Android/iOS両対応)。例えば、スマホで撮影した写真や動画をフリック操作により大画面に映し出したり、Android端末の場合はスマホ内の楽曲ファイルをビエラのサウンドシステムで聴くことが可能。WebサイトのURLを伝送してビエラのWebブラウザで表示することもできる。

 HDMI入力は4系統。ほかにD4映像、2系統のビデオ入力、3系統のUSB端子などを備えた。

3Dを明るく、新開発IPS α搭載の「WT5シリーズ」

ts_smaviera05.jpg 「WT5シリーズ」は、フレームの幅が約9.8ミリという狭額縁デザイン。三日月型ペデスタル(台座)などで高級感のある外観に仕上げた。新たにタッチパッドリモコンも付属

 液晶大画面モデルのWT5シリーズは、新開発のIPS αパネルを採用。液晶分子の制御技術を新たに開発し、バックライトの光漏れを抑えて引き締まった黒を再現する。LEDバックライトはエッジタイプながら、エリア制御に対応。ダイナミックコントラスト500万対1相当という。さらに位相差板採用によって視野角を改善。4倍速駆動と8相バックライトスキャンを組み合わせて動画表示性能も向上させている。

ts_smaviera04.jpg 液晶分子の配向を改善した新IPS αパネル

 3D表示も改善。新開発の「新APD駆動技術」により、画面の上ラインから下ラインへ映像データをスキャンする時間を約1.4ミリ秒と従来の3倍に高速化した。液晶が応答完了するまでの時間をさらに早めることで、3Dグラスの開放時間を長くすることが可能になる。これにより、クロストーク(二重像)が少なく、かつ明るい3D映像を楽しめるという。なお、3DグラスはZT5シリーズ同様、Bluetooth対応となった。

ts_smaviera03.jpg 新APD駆動技術の概要(イメージ)

 無線LANユニットを内蔵し、「シンプルWi-Fi」搭載のディーガとワイヤレス接続が可能。「お部屋ジャンプリンクサーバー」機能搭載により、USB外付けHDDに録画した番組もほかの部屋で楽しめるなど、ZT5シリーズと同等のネットワーク機能を備えた。もちろんスマートフォン連携も可能だ。HDMI入力は4系統。

スマート機能搭載のパーソナル液晶ビエラ「X50シリーズ」

 19V型から32V型まで3サイズのX50シリーズは、中小型ながら無線LANユニットを内蔵するなど、上位機に迫るネットワーク機能を備えたスマートビエラだ。

ts_smaviera08.jpg 「X50シリーズ」

 液晶パネルはIPS方式で、LEDバックライトと組み合わせた。USB外付けHDDへの録画をサポートし、録画番組を「お部屋ジャンプリンクサーバー」でほかの部屋に配信することもできる。ただし、リアルタイムの放送転送には対応していない。一方、テレビにアプリを追加できる「ビエラ・コネクト」、VODの「もっとTV」、スマートフォン連携などはサポートした。なお、HDMI入力は3系統を用意している。

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