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スマホでガクブル、「絶叫! おばけ屋敷」へようこそ勇気と知恵と力で勝負(2/2 ページ)

» 2012年06月07日 20時36分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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――チップの裏側に電極のようなものがありますね(注:製品版では見えません)。静電容量式タッチパネルを利用するわけですか

 そうです。ですからスマートフォンは、iPhone(iPod touchも可)のほか、Android端末のうち、静電式タッチパネルを搭載しているマルチタッチ対応製品がおすすめです。もちろん、そうではない端末でもタッチパネルに表示された“力”のアイコンをタップすることで対戦できますし、昔のようにカードだけを使った対戦もできますから、スマートフォンがなくても遊べます。

スマートフォンの画面にチップを置くと勝負を判定してくれる(左)。チップに入っている電極のようなもの(右)

――あ、スマホがなくても遊べるんですね

 ええ。でもスマートフォンには、各種センサーに加えて画面とスピーカーがあります。そうしたスマホならではの機能を使うと、ボードゲームの体験をリッチに楽しくできます。

――昔の「おばけ屋敷ゲーム」と異なる要素はほかにありますか?

 おばけを仲間にできます。

――ポケ○ンですか

 おばけには特殊能力があります。例えば、カギのかかった部屋があって、「鍵カード」を手に入れなければ進めません。このルールは以前のおばけ屋敷ゲームと同じですが、今回はおばけの中に鍵を開ける特殊能力を持っているものがいるので、仲間にしておくとプレーヤーが早くゴールできるわけです。

 ちなみに、ゴールの前には「死神の橋」というエリアがあり、死神がウロウロしています。うまく死神をやりすごさないとゴールできません。極めて戦略的な部分で、以前の「おばけ屋敷ゲーム」でも好評だったそうです。

「死神の橋」では死神をうまくやりすごしてゴールを目指す(左)。ミニゲームの1つ。ローソクを1本ずつ消していくと……?(右)

――アプリもユニークですが、バージョンアップなども考えているのですか?

 年末に向けてバージョンアップしたいと考えています。和風のおばけは夏向きのイメージなので、冬にはモンスター的なキャラクターにしたいですね。それからアプリに含まれるミニゲームも変えていく予定です。

――“進化するボードゲーム”ですね

 そうですね。ボードゲームは、いつの時代も一定数売れる商品です。ただ、海外のボードゲームは「拡張パック」などが追加販売されるケースも多いのに対し、日本ではあまり見ません。ですから、今回は長く遊べるゲームにしたいと思っています。

 スマートフォンを絡めた玩具は昨年あたりからトレンドになっていて、バンダイでもロボット玩具の「スマートペット」に続く2本目の柱として今回の「スマボシリーズ」(スマートフォン×ボードゲーム)を企画しました。やはりベースになる玩具を引き立てるものにしないといけないと考えています。

――最後に告知をどうぞ

 6月14日〜17日に東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2012」では、バンダイブースにスマボシリーズのコーナーを作ります。私も“死神”のコスプレでウロウロしていますので、ぜひお立ち寄りください。

――うまくやりすごさないとゴールできません

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