シャープは端末に組み込むシステムフォントのデザインに、従来からかなりコダワリをみせてきたが、Android端末ではさらに市販有料フォントへの切り替えを行う「フォントマネージャー」を搭載するなど、画質、文字デザインなどあらゆる面で”コダワリ”の商品になっているという印象を強く受けた(内蔵フォントも複数用意されている)。
また、スマートフォンとしての基本ユーザーインタフェースは、ドコモ標準の「Palette UI」に加えて米frogと共同開発した「Feel UX」も搭載している。筆者は、このFeel UIの存在があるからこそシャープ端末を愛用しているのだが、利用者の感性、ユーザーとしてどのような体験をするか? に着目して製品が作られている点には、心から敬意をはらいたいと思う。
「画質」を中心に評価してしまうと忘れがちになるが、そもそもシャープのAndroidスマートフォンは、これまでもその世代を代表する優れたユーザーインタフェースを備えていた。そうした良い製品への愚直な姿勢が、動画や写真を美しく素直な画調で見せる機能へとつながったのだろう。もちろんFeel UXでも完全とはいわないが、直観的で見た目も美しいFeel UXは、これからのシャープ製スマートフォンの武器になるはずだ。
映像表現はもとより、Viewer DockやFeel UXのように細かい部分でも使う人の感性に訴えることのできるSH-10D。スマートフォンで映像を視聴することが当たり前になった今だからこそ、手元に置いておきたくなる端末といえるだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2012年9月23日