ITmedia NEWS >

売れ筋には理由がある、ビックカメラに聞く“LED電球”事情年末年始は切り替えのチャンス!(2/2 ページ)

» 2012年12月29日 11時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 6位にはパナソニックの「LDA4LHE17」、7位には東芝ライテックの「LDA6L-H-E17/S」と、2つ続いてE17口金タイプがランクイン。LDA4LHE17は配光角が狭いが、ライトの真下は明るいので、ダウンライトでの使用に適している。

パナソニックの「LDA4LHE17」(左)と東芝ライテックの「LDA6L-H-E17/S」(右)はE17口金の小型LED電球だ

 7位のLDA6L-H-E17/Sは2位のLD4L-E17-2Pよりも光量が大きいモデル。価格も2980円とかなり高価だが、こちらは断熱材使用のダウンライトにも利用可能だ。“お試し”ではなく、使用する場所をきちんと考えた上で選ばれる製品といえる。ちなみに断熱材使用のダウンライトに利用可能なタイプは、各社ともピンク色のパッケージを使っていることが多いという。

8位の東芝ライテック「LDA6L/3」(左)と9位のパナソニック「LDA6LE17」

 8位の東芝ライテック「LDA6L/3」は、同社製E26口金タイプの中でも760円ともっとも安いモデル。大手メーカーながらも低価格ということで人気だ。全光束は310ルーメンと低いが、やはり試しに買っていく人が多いという。

 9位のパナソニック「LDA6LE17」はE17口金タイプで、6位のLDA4LHE17よりも明るいモデル。10位のパナソニック「LDA11DG」は昼光色の全方向タイプで、密閉器具に対応。パナソニックのE26口金タイプの中では、もっとも明るい製品となっている。

10位のパナソニック「LDA11DG」

東芝ライテックが強い、その理由は電球の形

 今回のランキングでは10位中6機種が東芝ライテックという結果になったが、東芝ライテックのLED電球の人気の秘密は、価格の安さに加えて、その形にもあるという。「見れば分かりますが、東芝さんの製品は白熱電球に似たフォルムになっています。形を気にする方はどうしても東芝さんを選ぶことが多くなりますね」と折笠さんは語る。

3位にランクインした東芝ライテックの「LDA11L-G」。マルチ拡散グローブにより配向角は約260度を実現した

 ちなみに東芝ライテックの次に多くランクインしたのはパナソニックだが、東芝とパナソニックでは全方向タイプの光り方に違いがあるという。「東芝さんはグローブの全体が同じように光りますが、パナソニックさんはグローブの根本が強く光るので、傘が付いたペンダントなどに使った場合に、傘の中で光を強く反射させることが可能です」(折笠さん)とのこと。取り付ける照明器具に応じて製品を選びたい。

 このほか今年のLED電球の年末商戦の傾向としては、「まとめ買いをする方が増えました」と折笠さん。「2個パックの製品も増えていて、それを買っていく人も多いです。価格が安くなってきたのも理由の1つでしょうが、電気代を気にしてLEDを選ぶ人も以前よりかなり増えました」とのこと。

 白熱電球のように配光角の広いタイプが主流となり、価格が下がって選択肢も増えた今は、LED電球の買い時と言えそうだ。ランキングを参考にして、ぜひ自分にぴったりのLED電球を選んでほしい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.