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リサイクルボード製のラジカセ形スピーカーシステム「Berlin Boombox」を組み立てる橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2013年04月18日 16時18分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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組み立てにかかった時間は約15分

 アンプボードの取り付けが完了したら、電池ボックスやオーディオケーブルの配線に注意しながら本体ボックスの残りの部分を組み立てていく。手持ちのスマートフォンやメモリオーディオプレイヤーのヘッドホンジャックがどの位置にあるかで、オーディオケーブルを出す位置が異なるので気をつけよう。

 組み立てたら電池ボックス収納部の仕切り板を内側に折り込んで電池ボックスを収納する。仕上げとして上部にハンドル、ボリュームスイッチにボリュームノブを取り付ければ完成だ。組み立てにかかった時間は約15分と、実にあっさりと組み立てられた。

ケーブルを穴に通しながら組み立てていく(左)。スピーカーの収納部を閉じる(右)

 電池ボックスには単三形アルカリ電池を3本使用する。電池ボックスを収納したら、上からフタを被せる。

 音楽を聴く際には、まずスマートフォンやメモリオーディオプレイヤーなどの再生機器に本体ボックスから出た3.5mmステレオプラグを取り付けて、再生機器を中央のくぼみにセットする。あとはボリュームでスイッチを入れて音量を調整すればOKだ。

電池をセット(左)。ハンドルとボリュームを付けてできあがり(右)

 もちろんオーディオケーブルに延長ケーブルを付ければ、iPadなどのタブレット端末などにも利用できる。今回、iPhone 5をセットして使ってみたが、中央の再生機器の置き場が少し安定感が悪く、なにかの拍子にiPhoneが前に倒れそうな感じなのが気になった。転倒が気になる場合はストッパーなどを自作するか、延長ケーブルを使って再生機器は外したまま使ったほうがいいかもしれない。

オーディオケーブルを上部に引き出した状態(左)。iPhone 5の場合はオーディオケーブルを下部に引き出す(右)

低音は物足りないが元気のあるいい音

 実際に音楽を聴いてみたが、そのチープな外観とは裏腹に、なかなか開放感のある良い音が出るのに驚いた。ちなみにスピーカー出力は5ワット/chで、再生周波数帯域は60Hz〜20kHz。インピーダンスは4オーム。

iPhone 5を中央にセット

「Bongiovi DPS」

 小口径のフルレンジスピーカーを使っているので、低域はそれほどパワフルではないが、ポップスなどボーカル主体の曲なら実に元気な音を聴かせてくれる。スマートフォンのスピーカーよりは確実にワンランク上の音を味わえるだろう。

 なお、「白箱.com」のサイトではBerlin Boomboxの音をエフェクトするためのiOS用無料イコライザアプリ「Bongiovi DPS」というアプリが紹介されている。このアプリには「Berlin Boombox」用のプロファイルがあらかじめ収録されているので、iPhoneやiPadを使っている人は試していただきたい。

 普通のスピーカーシステムとはひと味違ったこの「Berlin Boombox」は、作る喜びと独特のデザインを味わえるユニークな製品だ。紙素材ということで色を塗ったりステッカーを貼ったりと、好みで色々アレンジしても面白いかもしれない。ひと味違ったスピーカーを探している人は要注目だ。

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