筆者も1回、取り付け方が不十分だったせいで、傾けたときに缶が外れてビールをこぼしてしまったことがあった。取り付けるときに缶の取り外しレバーの動きを見て、しっかりとはまったかどうかを見て確認する必要がある。
缶を確実に取り付けたか確認したら、いよいよグラスにビールを注いでいく。超音波ユニットのスイッチを入れない状態では、普通にビールが注がれるだけで、それほど泡は立たない。
超音波ユニットのスイッチは、ユニットを取り外すときに使った上部のレバーを奥に倒すことでオンになり、LEDが赤く点灯する。スイッチを入れた状態でビールを斜めに注ぐと、シュワシュワと音を立てて泡が注がれる。
泡が多すぎた場合は、レバーを元に戻して超音波ユニットのスイッチを切れば泡が立たなくなる。また、注いでから時間が経って泡が減ってしまった場合は、あとから泡だけを注ぎ足せば再び元通りになる。
スイッチのオン/オフが簡単に切り替えられるので、簡単に泡の比率を調整できる。超音波によって作り出された泡はクリーミーできめ細かく、とてもおいしい。
注ぎ終わったあとは器具に付いたビールを洗浄する必要があるが、コク泡は超音波ユニットだけを外して注ぎ口だけを洗えるので、メンテナンスはとても簡単だ。ビールは毎日飲む人も多いので、後片付けが楽なのは助かる。
普通のビールのほか、ノンアルコールビールでも試してみたが、同じように泡を作ることができた。ちなみに対応している缶はキリン、アサヒ、サッポロ、サントリーとなる。
不満なのは、前述した通り、缶の取り付け部が少々不安な点くらいで、満足度はかなり高い。1日の終わりに飲むビールは格別だが、コク泡を使うことで冷えたビールがより旨くなる。暑い夏を元気に乗り切るための心強いアイテムといえるだろう。
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