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単三形・単四形充電池を12本まとめて充電! 放電機能付き充電器橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2013年07月30日 16時40分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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放電が完了すると自動的に充電スタート

 この製品の特長の1つは放電機能を搭載している点だ。液晶表示の右横に「REFRESH」というボタンがあるので、放電が必要な場合はこのボタンを2〜3秒間、長押しする。すると液晶表示が「CHG」から「DISCHG(ディスチャージ)」に変化し、放電がスタートする。

REFRESHボタン(左)。放電中は「DISCHG」が表示される(中)。放電が終わると自動的に「CHG」に切り替わる(右)

 放電容量は250mAhで、放電が完了すると自動的に充電開始となる。充電時間の目安は、単三形で2300mAhの場合が約6時間、1800mAhの場合が約4.6時間、1500mAhの場合が約3.9時間。単四形で800mAhの場合が約2.3時間、700mAhの場合が約1.8時間。

 例えば単三形の「エネループ」のスタンダードタイプ(容量1900mAh)なら、およそ5時間で充電できるわけだ。急速充電ではないが、12本を一度に充電できるし、放電から充電への切り替えも自動なので、寝る前にセットしておけば起きたときに12本が充電完了となっているのは助かる。

電池の不調をチェックしてリフレッシュ

 気になるところはバッテリーホルダーから電池を取り出すときに少し固くて外しにくいことと、日本語の説明書が付いていないこと、そして作りが安っぽいことくらいで、総合的にはかなり満足度は高い。欲をいえば、残量メーターのステップ数がもう少し細かいといいのだが、この内容で3000円ちょっとなら、けっこういい買い物なのではないだろうか。

 12本を一気に並べて充電すると、同じタイミングで使い始めて同条件で使ってきた複数の電池の中にも、1〜2本だけ充電が妙に遅いものが見つかることがある。そんなときはその電池をリフレッシュして活性化させるようにしている。放電には少々時間がかかるが、この充電器ならば放電が終われば自動的に充電に切り替わるので簡単だ。

単四形電池をセット(左)。充電中のディスプレイ。中央の4本がそれ以外の8本より消耗していることが分かる(右)

 今までは3つの充電器を併用していたのだが、この充電器のおかげで必要な単三形・単四形充電池を一度に充電できるようになり、とても助かっている。ニッケル水素/ニッカド充電池を使う機会の多い人におすすめだ。

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