一方の“エアコンマット”は、静音ファンを使ってマットに風を送り込むタイプの商品で、アテックスの「涼感寝具そよそよ」などがある。「エアコンマットを最初に商品化したのがアテックスで、今年のモデルはパッドの中にウォータージェルが入りました。これによってヒンヤリ感も出てダブルの効果が得られます。また、昨年はファンのユニット側に排気する仕組みだったのが、今年からはファンのユニット側から吸気する仕組みに変わりました。これによって効率良く風を取り込めるようになっています」(入山さん)。
エアコンマットよりもさらに涼感が得られる商品としては、フランスベッドの「冷暖四季パッド」がオススメとのこと。「ウォーターベッドはベッドの下全体が水ですが、これは中にチューブが入っていて、そのチューブに冷たい水が通ってヒンヤリする仕組みになっています。夏は涼感が得られる一方で、冬は温水を流すことにより暖かさも得られるので、一年中使えます」と入山さん。
冷暖四季パッドは寝る前にタオルケットなどをマットの上に置いておくと寝具が冷たくなるほど強力な効果が得られる。入山さんもプライベートで購入したそうで、その寝心地は「最高!」とのこと。なお、水の入れ替えは2カ月に1回のペースで、チューブを外して専用のアジャスターを使うと水が抜ける仕組みになっている。マットの表面を触ってみたが、スベスベとして非常に手触りがいい。ちょっと寝具にお金をかけてみてもいいと思っている人は候補に入れてみてはいかがだろうか。
このほか、冷感素材を使用した枕「ヒンヤリピロー」(3980円)や、パイプ使用の枕などの売れ行きもいいという。また、今年は麻を使ったブランケットなども人気だそうだ。価格帯に応じてさまざまな製品が用意されているクール寝具。自分の好みや懐具合に応じて最適な商品を選び、猛暑を乗り切っていただきたい。
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