Z8シリーズでは、「タイムシフトマシン」も進化した。今回は地デジ6チャンネルの全録機能に加え、BS/CS110度デジタル放送に対応した「タイムシフトプラス1」を採用。地デジの全録とは別にUSB外付けHDDを1台用意すれば、WOWOWなど有料放送を含めて、地上/BS/CS110度デジタル放送のうち、1chを常時録画できる仕組みだ。
プラス1の常時録画は地デジ全録から独立しており、地デジ6チャンネルのタイムシフトマシンとは別に録画時間の設定などが行える。ただし、BS/CS110度のチューナーは2系統のため、“プラス1”にBS/CS110度のチャンネルを設定し、かつ通常録画でBS/CS110度を録画していると、BS/CS110度の視聴は録画中のチャンネルに限られるといった制約はある。
録画番組の検索機能も「ざんまいプレイプラス1」にアップデート。通常の「ざんまいプレイ」(地デジ全録用)とは別に、専門チャンネルの視聴に特化したプラス1のメニューを設けているのが特長で、チャンネルの特性に合わせて番組の分類が自動的に切り替わる。
例えばスポーツ専門チャンネルを選択していると、「野球」「サッカー」など種目ごとに、映画専門チャンネルなら「洋画」「邦画」「アニメ」といった具合に目的の番組を見つけやすい。残念ながら通常の「ざんまいプレイ」との一括表示にはならないが、双方のざんまいプレイ画面はリモコンのボタン1つで行き来できる。
「RZボイスリモ」も新しい。これは、Googleのワード解析機能を使って音声操作を行うAndroid向けの新アプリ。自然な音声入力で番組を検索できるのが特長で、例えば「ゴルフを見たい」と話しかけると対象となる番組をリストアップしてくれる。
また、過去の番組と未来の番組、ネット上のコンテンツを言葉から推測してリストアップ対象を変更する点もユニークだ。「××を見たい」「××を検索」なら録画済み番組から検索するが、「××を予約したい」「××を録画」なら番組表データから該当する番組をピックアップ。さらに「明日の××を予約」など、放送日を指定して期間を区切ることも可能だ。
このほか、見たい番組名やジャンル、人名などのキーワードも検索対象となる。「Youtubeで××(人名)」といえば関連コンテンツをピックアップするなど、メディアや期間、検索対象、目的を組み合わせることで検索効率を上げることができる。
「RZボイスリモ」は、11月上旬から無料ダウンロードが可能になる予定。対象機種は新製品のZ8/J8シリーズで、スマートフォン/タブレット側はAndroid 4.0以降となっている。
このほか、ハイブリッドキャスト対応やレグザクラウドサービス「TimeOn」のサポートなど、ネットワークを活用したテレビの視聴スタイルをサポート。リモコンには新たに「シーン検索」ボタンが付き、「みどころシーン再生」が使いやすくなった。またスマートフォンの画面を大画面テレビで楽しめるMHL対応、テレビをスタイリッシュな時計として利用できる「アートクロック」といった新機能も搭載。アートクロックは新たにスヌーズ機能に対応し、目覚まし時計代わりにも利用できるという。
Z8シリーズ、J8シリーズは、11月上旬から順次発売される予定だ。
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